東京駅構内が、工事だらけである。東北新幹線の出口付近にあったノースコートをそっくり閉めてしまったのはどれくらい前だっただろうか。1年は経っていないと思うが、半年くらいにはなるかもしれない。そのあたりだけで何軒もの人気店がなくなった。新幹線内に軽食を買って持ちこむのに便利だったKinokuniyaほか、サンドイッチやジューススタンドのような店、菓子店、いくつもはいっていたと思う。
そちらがずっと工事中で「以前は通路と店があったのにいまは通れないし、殺風景だし」と思っていたというのに、今度は、中心にあった大きな通路「セントラルロード」の、そこでひときわ大きかった「銘品館」が閉じた。そこには多くの洋菓子店があり、入り口付近での突発的なレアもの物品販売など、わたしが東京駅を歩けばかならずチェックする場所だった。そして何よりも、わたしが「見るだけで幸せになっていた」東京駅の象徴、ボビーユーハイムのレンガロールが、そこにしか売られていなかったのだ。食べたのは1回だけだが、なくなるとわかっていたら何度でも買っておくべきだったと思う。東京駅だからレンガという連想で、ほかのボビーユーハイムには売られていないはずだ。
それにしても、検索をしてみて知ったが、ボビーユーハイムそのものが「エキュート大宮店/エキュート品川店/エキュート赤羽店」の3店舗になってしまったのか。以前は立川にもあったな。減ったんだなぁ…。
とにかく、これだけたくさんの店を閉めていることを、東京駅は大いに反省してもらいたい。殺風景な通路だけを見に東京駅に出かけているわけではない。ああ、悲しい。ボビーユーハイム、レンガロール!!