2004年のアメリカ作品(テレビ映画)。ひさびさに、褒めるところが見つからない作品だが、ほかに何もネタが思いつかなくて(笑)。。。
レンタルで見たが、冒頭に20分近くはいっている宣伝の、どれからももれなく感じられる安物テイスト。「ジェヴォーダンの獣」ならずの「ガリシアの獣」とか、もうなんというか、パチモンらしきものばかり。。。嫌な予感。だがいちおう見てみるか、と。
見はじめてすぐ、この作品自体がタイトルからしてパチモンであることに気づいた。名作「デッドマン・ウォーキング」と、テレビ番組「トゥルー・コーリング」に似せてつけたのだろうが、そもそもこの映画、出てくる幽霊は女性なので「マン」ではないし(おいおい ^^;)。
主人公の女性が婚約者からもらった指輪は、過去に失踪(遺体のすべては見つからなかったので失踪扱いだが、状況からして死亡)した女性のものだった。主人公には幽霊のようなものが見えはじめる。やがて、幽霊は彼女に強引に何かを訴えようと行動を起こしてくる…。。。
幽霊の、起こす行動が中途半端。何してほしかったんだ〜? 真犯人を逮捕させたかったということか? ならばもっとズバリと、行動を起こせばいいのに。
ストーリーに無駄が多いし、婚約者の両親とのからみも空回り。う〜ん、土曜ワイドでももう少しよいのがあるかもしれない。
ところで、婚約者の母親役がキャスリーン・クインランだった。90年代くらいまでは、毅然とした役(トワイライトゾーン)やら「アポロ13」の奥さん役、あるいは上流階級の嫌な女性(キャメロット・ガーデンの少女)を演じたりしたが、そろそろ老け役になりつつあるようで、寂しい。