以前のブログで2回くらい書いたかもしれないが、悪徳商法。説明会みたいなものをひらき、無料サンプルや格安品を提供するという謳い文句で高齢者を集め、けっきょくは何かを売りつけてしまう場所が、以前うちの近所にあった。
前回は数ヶ月後に撤退したものの、気づくとまた近所(前回の場所から数十メートルしか離れていない空き店舗)に、やってきている。この不景気では、仲介する不動産業者も、うすうす怪しいと思いながら貸してしまうのだろうか。
その会が開かれる日は、1日数回、近所のバス停が混雑する。今日の午後も1台のバスに乗りきれないのではと思うほど高齢者がいて、運転手さんがマイクで「すぐうしろに別のバスが来ていますので、分乗してください」とアナウンスしていたほどだ。
高齢者の方々は、知り合いでなくとも集団になるとまるで長年の知り合いであったかのように仲良くふるまう傾向があり、パッと見ると、にわか寄せ集めには見えない。その表情には、楽しかったともつまらなかったとも、何も浮かんでいない。用事が終わったから家に帰るという、それだけのことのように、黙々とバスに乗る。
当事者の何割が被害の深刻さを認識しているのかはわからないが、あの人たちはあきらかに、食い物にされている。。。うまく取り締まる法律がないのかもしれないが、これでいいのか、いまの日本?
狙った層と関係のない人々や地元の人間が中を覗きこもうとすると、入り口にいる見張りのような人から止められるのだとも聞いた。怪しさ満点。