23日の午後からAmazonのウェブサービスが半日ダウンして、思いがけず日本国内のどれほどのサービスがAmazonを使っていたかが露呈した。わたしは急がないサービスと毎日ログインしているゲームで少し気になった程度で済んだが、中には買い物の支払や電子キーが解除できずに困った人もいたとのこと。
さて、そんな騒ぎのときにも、たいていのことではびくつかないのが「さくら」である。規模はかなりなもので、北海道にデータセンターも建設した。北海道は本州より気温が低いので、室内や機材の定温化に不可欠なエアコン代も節約になるのだろう。大手のサービスでさくらを使っているところは、かなりある。
ところがそのさくらだが、会員に無料で提供しているsblo.jpのブログサービス「さくらのブログ」を、いつまでたってもSSL化してくれない。かなり古いシステムなのはわかるが(どう古いかといえば文字コードShift-JISで、静的なHTMLファイルを書き出すタイプ)、なんとかならないのか。要望を出している人の数は多いようで、フォーラムでの要望も注目度が高いようだが、なぜ無理なのだろう。
大手としてこれはかなり恥ずかしい事態だ。少なくともこれを改善しないうちは、「契約者は無料でブログが使えます」と宣伝できたものではないはずだ。いまどき、名指しして失礼だが楽天ブログですらSSLである。
いや、この際だから言ってしまうと、システムをぜんぶ作り替えてくれてもいい。データだけ持って、新システムへの引っ越し作業を本人がやれと言ってくれてもかまわない。わたしはそれをやる。レンタルサーバ代金のほかに料金がかからずに自分が好きに使えて50まで作っていいというサービスは、ほかにない。自分で引越でも何でもする、だからSSLにしてもらいたいと、心の底から思う。
ブログがSSLに対応していないと、このところアクセスするたびにブラウザがいちいち「安全ではないページです」と表示を出す。それを見て自分のブログであるのに気分が落ちこむのだ。たまたま立ち寄ってくれた人は、さらに気分が悪いことだろう。
自分で引っ越せるならほかのブログ(さくらではなく)に引っ越せばと思う方もいらっしゃるかもしれないが、去年の7月にまったく違うシステムから3ブログ分を手作業でデータをさくらに移したばかりで、また引っ越すとなったらURL変更のお知らせを書くのが面倒だし、何のソフトを使うかも決めねばならない。その点、同じレンタルサーバ会社内なら、仮にシステムが変更になってもURLくらい引っ越し先に勝手に飛ばしてくれるのではと思っているが…甘いか…(^^;?