ドイツのコトブスにあるバウムクーヘンの店に注文を出したのが、先週木曜の夜だった。店からはその直後に、ほぼ自動のタイミングで「ご注文ありがとう」というメールが届き、翌日金曜日の夕方(現地では金曜日朝)には「注文の品が整ったら重さを確認して金額を伝えますので、そのとき支払ってください」と連絡があった。
その後、数日以上も、注文の品が整ったとのメールが来ない。日本ではよく「受注生産」という言葉を軽く使う店があるが、どうやら本気で受注生産だったらしい。多少は不安もあったが、サイトには「注文後5営業日以内に連絡する」と書かれていたので、そのまま待っていた。
今日の夕方、メールがはいっていた。重さがこれこれであったので送料を入れた合計金額いくらを、銀行振り込みかPayPalでとのこと。PayPalはこれまで何度か、通販サイト上で店が用意したフォームを通じて日本国内に支払ったことはあったが、外国のメールアドレス宛に手動での支払というものは経験したことがなく、緊張した。
まずPayPalにログインし、支払メニューに進む。相手のメルアド(今回はドイツの店)を入力すると、金額を入れるメニューが出る。相手がユーロ圏であるため、日本円かユーロで金額を入れるようにあらかじめ画面に表示がなされていた。合計金額をユーロで入力すると、円への換算とPayPalへの手数料を含めた合計金額が、自動で日本円でも表示される。
自分の支払を、銀行口座からかクレジットカードからかを選ぶ。普段はどちらを優先して使うかなどの設定もここで済ませられる。日本国内で知人や家族との個人間送金の場合ならば必ず銀行口座からにしておかないと相手に余計な料金がかかってしまうが、今回は外国向けで商取引であるため、個人間送金ではなく買い物の支払であるとの理由欄にチェックを入れて、クレジットカードでユーロ送金にしておいた。正直に商取引であると申告しておけば、トラブルがあったときに補償の対象になることもあると、説明が書かれていた。
備考欄には相手に伝える取引番号などを書いておく。今回は店から苗字と取引番号を入れるよう指定されていたため、その通りにした。
送金して30分以内に、店が「入金ありがとう」の連絡をよこし、それから1時間以内に「DHLに荷物を預けた」とメールをくれた。あとは到着を待つばかりだ。