浅草で開催のジャパンケーキショーに出かけてきた。わたしが興味があるだろうからとチケットを融通してくださった方のおかげで、なんと無料で入館!! 通常は1500円らしい。なんともありがたいことである。
以前に浜松町で開催されていたころ、出かけたいと思ったことはあったのだがタイミングが合わず、この数年は浅草になったと聞いていても、出かける機会がなかった。
会場である東京都立産業貿易センター台東館は、電車ではつくばエクスプレスの浅草駅が近いかと思うが、わたしは慣れている銀座線の浅草駅から、浅草松屋(デパートであって牛丼屋ではないほうの松屋)へと上がって大通りを数分間歩いて出かけた。
1階の入り口には製菓学校の学生さんらしき方々がたくさんいた。受付の6階に上がるエレベーターは利用人数が揃うまで待機していたらしく、わたしと数人が乗ったのちに上昇。
到着したフロアでチケットを見せると、服に貼りつけるシールをもらった。業界関係者か、一般人か、学生かで、シールが3種類あったようだが、わたしは「一般」。
開催が三日間で、今日が中日の午後だったため、すさまじくは混雑していなかったように思うが、それでも一部の場所は写真を撮る人たちが集中していて近づくことが困難な盛況ぶりだった。
とくに人が集中していたのは、5階の壁際にあった冷蔵ケースのケーキたち(プティ・ガトー)。時間をずらして再訪したので、何枚かだけでも撮影できてよかったが、ショーケースに近づくのが難しかったお菓子もあり、すべてを見てはいない。
この写真の下半分は、別フロアにあった焼き菓子。
こちらはもう、圧巻。ウェディングケーキやら、飴細工やら。製作はもちろん搬入は美術品なみの苦労があったはずと想像。
こちらは、複数の場所にあったものを雰囲気が似ているものとしてまとめてみたが、マジパンデコレーション、バタークリームデコレーション、エコール(学生)部門にあった作品たち。
会場を見ていて、自分の田舎の地名がはいった菓子専門学校の出品やら、自分のイメージでは焼き菓子屋さんだと思っていた店名での工芸作品やら、いろいろな発見があって、とても有意義だった。
4階のフロアでは製菓材料や書籍、業界の資料提供ブースなどがあった。洋菓子業界の本はどれも分厚く、重さがあり、1冊が3000円くらいするものが多いのだが、売り手のみなさんも「カードが使えますっ」、「5000円以上から宅配無料ですっ」と、そつがない。たしかにあれほど洋菓子の本が店頭に在庫している店はそうそうないから、ほしい人にはよい機会だったはずだ。
10代の学生(または生徒)たちが熱心に語り合っているのも、なにやら新鮮だった。
7階は喫茶コーナーになっていて、ケーキひとつと飲み物で800円というセットがあったので、食べてきた。
楽しかったので、来年もまた出かけたいと思う。