結論から書いてしまうと、わたしは含まれないと考えている。蒸発は動機もいなくなった経緯もわからないときに使うもので、あきらかに事情があっての夜逃げと推測される場合には、少なくとも日時や理由の推測ぐらいはできる。夜逃げの手伝いに業者を使っていればなおのことだ。
なぜこんなことを書いているかというと、アルジャジーラの記事を見かけたため。この記事を紹介していた文章の見出しにアルファベットで Johatsu と書いてあったのだが、内容は夜逃げ業者に手伝ってもらった事例だった → 2020.02.06 Japan’s Evaporated People
こういう使い方は外国メディアによくあることなのかと検索してみると、TIMEの2017年の記事を発見。フランス人ジャーナリストのLéna Mauger氏が日本の蒸発(する人)について本を書いたと、言及があった。
すると、わたし個人が蒸発と夜逃げは違うと考えても、すでに蒸発の意味は広がっているのかもしれない。
日本には Johatsu がたくさんと読んで、驚いてクリックしてしまったのだが、やはり気になる場合はとことん中まで確認しないとだめだという事例として、ここに書いておこう。