日本語のイントネーションについて考えてみた。おそらく関東または標準語ではこのアクセントの話は成り立つと思うが、ほかの地方ではわからまい。
買える、飼えるは、アクセントの位置が違う。
「羊は買えます」だと、羊肉をスーパーで300gなのか、庭で羊を飼うのかが、聞いただけでわかる。
買えない、飼えないも、違う。
「羊は買えない」だと、羊肉が苦手な人がいるから買えないのだろうし、「羊は飼えない」なら、庭が狭いのだろう。
ところが「買えません」、「飼えません」は、音が同じになる。誰かが羊肉を嫌っているので晩ご飯用に買えないのか、ご近所迷惑になるので庭では飼えないのか、音を聞いただけではわからない。
こう考えると、やはり言葉の話はおもしろいと思う。