コロナ禍という言葉がすっかり定着してしまった昨今、個々人の外出が減って、宅配利用が増えているはずである。実際に生産者や販売業から「在庫がさばけない、助けてください」といった具合に、割安な価格設定の商品通販がよく流れてくる。知っている店であればなおのこと応援したくなる。
注文がはいった段階で料理店から依頼者宅まで食品を配送するUber Eatsでも、客の利用が増えているために、新たに業務に就く人が増えてきているのだという話も聞いた。
さて、4月23日付けなので10日以上前の記事になるが、日経新聞におもしろい記事があった → 運送業のミライズ、ドライバーの委託料前払いサービス
横浜市の配送業Mirais(ミライズ)が、個人ドライバー向けの収入前払いサービスをはじめるという記事。
専用アプリ「PAYS」を子会社で開発した。ドライバーはアプリで口座や個人情報を登録。運送業者側が設定した業務委託料の範囲で前払い額を申請できる。手数料として申請額の6%を運送会社側がミライズに支払う。
これは、かなり助かるのではないだろうか。委託料を受けとるまでの期間にガソリンなどの経費ほかがかさむことに、配慮したもの。
運送業の方々には、ほんとうにお世話になっている。休む間もなくお仕事をされていて、今回のような場合には感染の心配や、遅延に苦情を言う心ない人々への対応もあるだろう。仕事を増やしてしまうのが申し訳ないと思いつつも購入してしまう申し訳なさと、同時にもちろん感謝の気持ちと、いろいろな感情が入り乱れている。