テレビ番組で夏樹静子の「Wの悲劇」が放映されるようだ。菅野美穂や谷村美月らが出演するらしい。薬師丸ひろ子で有名になったあの台詞「顔ぶたないでよ、わたし女優なんだから」は、今回は出るのだろうか。
薬師丸ひろ子が主題歌を歌ったあの時代から、26年も経つとは…。
そういえばターミネーター第一作(1984年)からスピンオフのサラ・コナー・クロニクルズまでがほぼ25年、サラ・コナーの息子ジョンを演じているトーマス・デッカーが出演の「エルム街の悪夢」リメイク版は、シリーズ第一作(1984年)から26年で、今年公開の予定と聞いている。だいたい25年くらいで世代が入れ替わり、古いものの焼き直しが受け容れられやすくなるのかもしれない。
といっても、「野性の証明」はリメイクしなくてけっこう (^^; 。
とても思い出深いし、いい作品だったとは思うのだが、いまから思うとはちゃめちゃなストーリー展開だった。さすが角川春樹。あの時代、あのキャストでできた、ぎりぎりの逸脱だろう。あとで読んだが原作は実に地味で、皮肉な運命にぞっとする意味でのラストではあったものの、まったく味わいの違う作品だった。
角川映画は、ある意味ですごい一時代を築いたと思う。「帝都物語」などは原作のほうにまで角川春樹が出てきて、超常的な能力を持つ宮司として描かれていたのではなかったか。90年代に逮捕などで表舞台からは遠ざかったものの、かなり個性の際だつ人物だったと記憶している。
さらにその背景には、特にアメリカでは「脚本家の35年ルール」というのがあります。権利切れのものからリメイクされ、また35年経つ前に現権利保有者が映画をリメイクしてしまおう…と、つまりこれから10年かけて、1980年前後に作られた映画権利の転売・放出・リメイクが続々と起こり始めるわけです…(^o^)
コメントとリンク紹介ありがとうございます。充実したブログですね。
なるほど、脚本家の問題。。。!
そう考えると、このところのラッシュも納得がいきますね。
「野生の証明」懐かしい…。
なぜだか劇場まで観に行って、高倉健さんのにわかファンになった記憶があります。
シブくてカッコよかった。(*v.v)ポッ…
15年ほど前にテレビ放映された時に、懐かしさに思わず観てしまいましたが、
重要なシーンの台詞がピー音だらけで意味不明になっていました。
あの放映で初めて観た人には、何が何やらさっぱり分からなかったことでしょう。
ある意味、名(迷?)作だけど、リメイクは難しいでしょうね。
知る人ぞ知るカルト映画として、語り継がれていただきたいです。
そうですね、あのころの健さん、すごくかっこよかったです(^^)。いまから思うとけっして肉体派ではなさそうな役者さんなのに、ゴルゴ13とか、君よ憤怒の河を渡れとか、いろいろ出ていらっしゃいましたね。
ピー音、はいってましたか。。。時代が時代だから、いろいろとまずい台詞があったのかなぁ。
知る人ぞ知るカルトは「幻の湖」です。あれは、何をどうしたらあんな作品にお金が出せるのか、謎です。