今日はネットを見ていたら、Amazonのレビュー欄に去年の秋からあるという「500mlのエタノールを買ったら開封していないのに中味が少なかった」と、デジタル秤の上で重さを示す写真を載せたレビューが、紹介されていた。
それは比較的長いレビューで、撮影した重さ(グラム)を示しながら、説明する文章ではそれをmlと読み替えて書いている。おそらく重さとmlを勘違いしているのだが…。もしやと、わたしも自分でざっと検索してみたところ、別の人がよく似た内容で掲載していたので、おそらくこういう勘違いは、たまにあるということなのだろうか。
実はわたしは菓子のレシピを読んでいるときに、大部分がグラムなのに突然に「大さじ1」や「牛乳100ml」が出てくると困る人間である。自分で書くときはすべてをグラムにするので、液体は大さじやカップにしてくれという人もいるかもしれないが、わたしはグラムで書く。理由は、計量するための道具がひとつで済む(秤だけでいい)からだ。秤と大さじを用意する必要がなくて済み、秤だけあればいい。
ずぼらであるため、菓子のレシピで「ここで牛乳100ml」と出てきたら、計量カップを出してくるようなことはしない。牛乳の方が水より重いのはわかっているので「じゃあ少し100gより多めに牛乳を入れるということで」と、適当にやってしまう。
だいたい数グラムの誤差も許さないような性格の人ならば、レシピ本にある「卵2個」とか、その段階でアウトであるはずだ。だが「卵2個」は、プロが読む本でなければ、普通に書かれている。
さて。
話を最初にもどすと、エタノールはかなり軽いので、1gが1ccと等しい水とは計算方法が違う。検索してみたところ、容量が500mlと書いてあっても、グラムに換算するならば0.789を掛けるので394.5gとなるとのこと。ボトルと蓋が50gだったとすれば444.5gということになる。
それにしても、mlとgを勘違いするのはともかく、そういった勘違いをされる方は、ボトルの重さをどう考えているのか、ちょっと興味がある。