数日前、ジュピターコーヒーの店頭にティーバッグが出ていて立ち止まった。わたしは珈琲党なので、お茶類の消費は少ない。だが冬にときおり無性に飲みたくなるのが、チャイ。以前は好きな銘柄もあった。
その日に店頭にあったチャイはノンカフェインのものばかりで「珈琲も紅茶も、ガツンとカフェインがあって何が悪い」派のわたしは、デカフェ類も買うときは買うのだがこのときはためらい…しばらく悩んだ末に、ひさしぶりに買ってみることにした。
よしよし、あとで飲もう——そんなことを思いながら、帰宅して棚に置いたとき、ふと頭をよぎったものが。
○ 以前に、チャイは好きな銘柄もあって、冬はよく買っていた。
○ なんでそれを買わなくなったのか。店がなくなったのか、それとも買う店を変えたのか。
○ 買う店を変えたといえば、ティーバッグではなく、珈琲問屋(楽天店)で珈琲と一緒に茶葉で買うことが増えてきたんだった。
○ あれ、なんで珈琲問屋で買うのをやめたんだったか。珈琲豆は、回数は減ってもいまも買っているのに?
…そこまで考えたとき、あれれ、もしや…!?
棚の見えにくい場所に手を伸ばすと、なんと、5年も前に買って開封していない珈琲問屋のチャイが。そしてその隣には、密封してあったとはいえ飲みかけのチャイが!!
チャイを買うのをやめたのではなくて、チャイがあるので買わずにいるうちに飲むのを忘れていたのだった。なんたること。
珈琲は好きなので、もし忘れてしまっても1年以内に発見するし、1年以内くらいなら、まずくなったなと思いながらもなんとか飲むか、あるいはパン酵母にする。
紅茶で、5年も前のものを…はたして飲めるのか。
だがものは考えようだ。どうせ紅茶の味に疎いのだから、まず飲んでみて、そのまま飲めそうなら飲めばいい。よし、明日は実験してみよう。
それにしても、なぜいつも冬に飲んでいたチャイを、5年も忘れていたのだろう。不思議だ。