北口の商店街を早稲田通りまで歩く途中にある「まねきや」。数年前まではテスコ系列の「つるかめ」で、安い食品を売っていた。
つるかめがなくなるとき、いったい何ができるのかと思ったら、なぜか雰囲気がそっくりで、在庫処分品のようなお買い得の食品を扱う「まねきや」に。消費者としては大助かりだが、検索してもほかに同じような店がないので、親会社もわからない。関西の方にある漢字まじりの「まねき屋」という店とは、おそらく別なのではないかと思う。
日によって何が置いてあるかわからない…どころの話ではなく、時間でも変わる。たとえば数時間前に安売り品が並ぶ軒下を見て「今日はドリップコーヒーがないな」と、これなら帰りは見なくてもいいやと思ったもののねんのために寄ってみると店員さんがドリップコーヒーや個包装のインスタントコーヒーを積んでいる最中であり、あわてて入店する。その前にそこにあったものは、おそらく売れたということなのだろう。逆もまたしかりで、わたしが通ったときにコーヒーがなくても、直前まではあったのかもしれない。
ドリップコーヒーや飲み物は、期限がまだ来ていない物でも、パッケージのデザインが変わりそうだとか、冬なのに夏のデザインであるという事情で、格安になる。わりとちゃんとしたメーカーの商品で、スーパーなら400円以上もしそうなものに、250円の値札がついたりする。ペットボトル飲料で50円前後ということもある。いつだったか、ギフトシーズン直後だろうと思うが、ドトールのドリップコーヒーが50袋入り500円で売られていたこともあって即買いした。
ドリップコーヒーやペットボトル飲料がけっこう節約になっているような気もするし、あるいはもともと強くいだいていなかった需要を、掘り起こされた(そんな安く売られることがなかったら買わずにいた)可能性も、ないではない。
ともかく、秀に1回程度は買っているまねきやには、今後もがんばってもらいたい。