Googleはアカウントをとるたびに、15GBくれる。ありがたいことだ。
わたしはメインで使っているGmailのほうが8.5GB使用で、メールやりとりを中心にしている別のGmailは、ほとんど容量を消費していない。
Googleの11月の発表によれば、来年6月からは、これまで実質的に無制限だった画像バックアップが、容量(15GB)を消費する方針に変更されるそうだ。わたしの画像バックアップはメインのアカウントで利用しているため、残されている6.5GBの大部分が画像バックアップに使われてしまうだけでなく、すぐにいっぱいになるのは目に見えている——さてどうしたものかと、先月からずっと考えていた。
Googleはこれまで太っ腹だったが、よく考えると太っ腹すぎたのだろう。いままでありがとうと礼を言う立場であるのはもちろんだが、今後のバックアップ方針をどうしたらいいのか、決められずにいた。
画像のバックアップをするときにだけ別アカウントのほうに溜めるというのは、操作性が悪い。さらに、いままでずっと溜めてきた画像と別の場所で管理することになるため、当然のことだが、一度の検索対象にならない。たとえばこれまでならGoogleフォト画面から「白い猫」などの曖昧な単語を入力すれば、すぐさまそれらしき過去画像をGoogleが探してくれたが、ふたつのアカウントを使うなら両方で検索をかけることになる。それはあまりにも面倒であるというのと、さらに、そうまでして別アカウントに画像をバックアップしても、いつかはそちらもいっぱいになるだろう、という問題がある。
画像そのものはDropboxにも自動で溜めているので(撮影したものと加工後のもの両方)、画像の存在そのものは守られている。ただGoogleのよいところは、サイズはオリジナルより多少縮められているものの、適当な検索でも探してくれる点だ。いっぽうDropboxは、オリジナルの画像ほかを網羅するが、加工後のファイル名や撮影時の日付から探すしかないので、両者はまったく同じ存在ではない。
Googleに料金を2500円(年額)払えば100GBになるというが…どうしたものか…と考えていたところ、あっけない解決策が。家族で、有料枠がシェアできるとわかったのだ。
家族が以前にGoogleである程度の容量を使っていた。そのときにねんのため100GBのプランに申し込んで解約せず利用していると言っていたことを思い出したため、容量のシェアを頼んだ。すると、メールで招待を送ってもらうだけの簡単手続きだけで、あっというまに100GBがシェアになった。
悩んで損をした。この方法があることにもっと早く気づいていればよかった。つくづく、説明というのは、読むものだな(←最初から読んでおけ)。
これでひとまず、この問題は悩まなくてもよさそうだ。