自慢ではないが、下手の横好きとはわたしのためにある言葉だ。語学には関心があり、昔から基礎だけは学ぼうと各国語の本を買ってきてはぺらぺらページをめくり、DVDでその言語をBGMのようにかけてみたりと、あれこれやってみるが、ひとつも身についていない。そして基礎だけやると。もう片っ端から忘れる。
英語だけは年数が長いのでかろうじて忘れずに済んでいるが、ひどいのがフランス語だ。高校生のころにラジオのテキストで学んだり、その後に機会があればフランス語の授業をとったりしたこともあったが、その後も豪快に忘れていく。最近では、ネットでフランス語のニュースを読もうとしても、単語を追ううちにじれったくなって、Google等で英訳して読んでしまう。
ところが、昨日ちょっとおもしろいことをやってみて、これなら今後はフランス語も覚えられるかもと気づいた。
○ Kindle Unlimitedで、フランス語で書かれたレシピ本をダウンロードしてくる。このとき、文字として掲載されているものをダウンロードすることが重要。
(日本の一部のレシピ本のように、内容を写真としてキャプチャしたものはだめ)
○ Macの「システム環境設定」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」から、フランス語の音声をダウンロードしてくる。
○ Kindleでそのフランス語レシピを開けて、音声はフランス語を指定してから、読み上げさせる。
○ 得意分野(製菓、製パン、簡単な料理)ならば、単語も、書いてある内容(作り方)もほとんど頭にはいっているため、音声を聞きながら文字を目で追えば、発音とリズム(抑揚)が学べる!!
これはもう、やみつきになりそうだ。
いままでも、フランス語はレシピ関係なら単語としては頭にはいっていることが多かったため、菓子などを調べるにもフランス語の単語を自分で打って検索し、内容に目を通すことはあった。だが読み上げる際には、発音が無意識に英語読みに近づいていってしまうので、せっかくの検索結果についても、フランス語ができる人にその英語っぽい読みのまま話しかけてしまい混乱を招く。話が通じないか、あるいは発音を直されてしまうのだ。
だが、これで「読み」と「抑揚」が身につけば…!?
いつかは、レシピ関係だけでも、ましなフランス語が身につくかもしれない。
…あくまで「かもしれない」ではあるが…。