もう10年の月日が過ぎたとは、驚き以外の何物でもない。2011年2月6日に、わたしは「バウムの書」を開始した。
本来なら大勢で使うものであろうWikiをインストールして、自分だけアクセスできるようにし、ひたすらオンラインでバウムクーヘンのデータを書く。それだけのサイトである。
幸いなことに、開始後まもなくからバウムクーヘン愛好家のみなさんから情報をいただくことができて、自分だけではとても知りようがない遠い地方のバウムクーヘンや、短期間しか食べられない企画もののバウムクーヘンなどのさまざまなデータのみならず、ときには自宅宛に現物までいただくことができて(←後日きちんとお礼しています)、膨らんでいくデータを見るだけでも楽しい場所になった。自分が書いているから愛着があるというだけでなく、書いている中味は、データをくださったみなさんの小旅行やデパ地下めぐりによる「思い出のたまもの」であるのだから。
その後、いくつかの掲示板運営を経て、バウムの書フォーラム(終了)、Facebook版「バウムの書」、コミュニティ「日々バウム」(初期のスタイルでは終了)、Twitter「日々バウム」、新規に作成した「バウムの書 and 日々バウム」、note出張所、Instagram版など、場所を増やして現在にいたる。
すべての場所には違う写真や話題を出しているが、どこをご覧になってデータをいただいた場合でも、最終的には「バウムの書(Wiki版)」にデータを集めている。
開始した翌月に東日本大震災が発生したこともあり、活動の一部(得られた情報や掲示板への参加)をポイントとして計算し、集計して赤十字に義援金を送ることが数年つづいた。その後もチャリティバッグ販売を通じて国内の災害や東日本大震災に、気持ち程度の金額ではあるが、募金してきた。
いったん事情により、2018年ころバウム活動そのものを停滞させたことがあったのだが、現在では、できるだけこまめに更新を心がけている。
次の10年も、がんばっていきたい。
また、新型コロナで飲食業が大打撃を受けているなか、少しでも菓子屋さんが元気になれるように、菓子店の話題には今後も目を光らせて、少しでも多くみなさんにご紹介していきたい。
最後になったが、本日はひさびさにバウムクーヘンをまじめに撮影したので、それをご紹介して終わりにする。(深作農園さんの「ドイツバウム」という商品)
原材料や感想は、のちほど「バウムの書 and 日々バウム」の掲示板に、貼りつけておくことにする。
みなさま、今後とも、バウムの書をよろしくお願いいたします。
参考リンク:
○ 楽天市場で、バターを使ったバウムクーヘンを見る