今日、近所のケーキ屋に寄った。年に数回程度だが、好きで買う店だ。焼き菓子だけ買うこともあるが、今日はいちごショートとタルト。
見た目がいかにも「すぐ近所から歩いてきました」的な二人組だったので「このまますぐお帰りですか」と確認され(どうも保冷剤が有料になったらしい)、保冷剤と同時に、袋も断った。
受けとるとき、持っていたバッグは絞りタイプ(広げれば広がるが、中味がはいっていない状態ではくしゃっとした、ポリエステル素材のアレ)だった。
(いちおう楽天の画像を貼っておく。1枚550円〜800円くらいが相場)
わたしがこの袋を広げて、連れがその中にそっとケーキ箱と焼き菓子を入れるのを目にした店主が「あーっ、うちのケーキは無事に到着するのかな」と、一瞬だが心配そうにしている様子が伝わってきた。
安心させねばと、笑顔で店を出た。
レジ袋が有料になってからというもの、1円でも払いたくないからと、何度も使い古しのレジ袋らしきものに食品を入れる客を、店員さんが心配そうに見つめる話やら、マチがない袋なのに傾けると壊れそうな商品を入れる客を見かけた別の客の話など、けっこう聞いている。
すぐ近所ではあるし、気をつけて持ち帰れば大丈夫と思いながら帰宅したが、やはり緊張した。
今後はマチのある袋も含めて、何種類か持ち歩くとよいのかもしれないが、そんなことをするとたちまち「持ち帰り用バッグを入れるために荷物が増えて」しまいそうだ。
レジ袋はあちこちで断るが、週に1回程度のネットスーパー配達で、商品といっしょに数円で買っているものは、便利なのでやはりゴミ箱に敷いてしまう。するとたまにゴミ箱用のレジ袋が足らなくなり、100円ショップやドラッグストアで買ってしまうこともある。
レジ袋規制は、店が暗に客から求められている気がして過剰に渡してしまう傾向をおさえられる意味では、(店にとって)経済的かもしれない。ただ、世の中に流通している枚数という意味では、あまり減っていないのかもしれないと、自分のライフスタイルを見て考える。
もっとも、断らないと袋がついてきてしまっていた時代は、ゴミ袋に使えないようなサイズのものもやってきて、困っていた。少なくともいまは、それがないだけ、やはり無駄は減っただろうか。