折り紙にも使えそうな四角いデザインペーパーをダイソーで買った。それ以来、1日1枚を目安に折り紙に挑戦してみようかと、鶴、紙風船、手裏剣など、いくつかの基本的なものを見ているわけだが、不器用なのできれいには仕上がらない。
だがそれ以上に、ウェブサイト等で解説のページを見ていると、子供のころや社会人になって転職の際にやらされたIQテストの図形を思い出してしまい、気持ちが凹んでしまう。
どうやらわたしは、文字として解説している部分と、絵を見ればわかるでしょうと図解のみの部分が混在している状態がだめなようで、文字があれば文字だけを読んでしまうらしい。そのため、画像を拡大して見れば向きがわかるのだろうが「どちらの向きにとは書かれていないから」と、とりあえず折ってしまう。そして言葉で表現されていない途中経過や完成手前の図を見て「なんでこうなるのだ」と、考えてしまう。
紙を折りながら同時に画面も見て、文章と画像を確認すればいいのだろうが、気づくと「この絵はほんとうに正しいのか」やら、「ひっくり返すというのは裏返しなのか向きを変えるのか」と、本筋でないところにつっかかってしまう。
この傾向はもともとで、料理や菓子のチュートリアルが動画でしか用意されていない場合は見ない。かならず文章で見る。動画で見るものはチュートリアル以外の、ただ見て楽しむようなテクニック(たとえば「おお、このケーキはきれいだ」など)だけだ。
多くのみなさんが普通に読んでいるであろう折り紙の解説で、どのサイトでも似た表現であることを思えばそれが定番なのだろうから、それでいらつくわたしのほうに、空間認識能力の欠如またはなんらかのトロさがあるのだろう。
気分転換に折り紙をやろうとしただけなのに「子供のころからIQテストを受けるたびにとんちんかんな回答をして、ひどい点数を出してきたのかもしれない、大人になってからも転職でよい評価を受けていなかったのかも」などと、ぐっと暗くなりそうになったので、数日くらい折り紙は休もうかと思う。
何事においても、考えすぎはよくない。