先週までは、外出するのに夕方の5時以前では困るほど、暑かった。少し歩いただけで汗をかき、飲み物の自販機を目で追った。だがこの数日は夕方の5時前に家を出ても、ほんの少し散歩して帰宅するころには、薄暗くなっている。
散歩の最後に「そういえば仏壇の花が枯れていた気がする」と、スーパーで花を買って出てきたら、暗くなっていた。
こうなるともう、つるべ落としである。8月後半は毎年のように「こんなに暑いのに夏物を下げて、店はどうかしている」と思うのだが、こんな日暮れを実感したら、またたくまに秋が深まる。毎年そうだ。そして夏物はたちまち用がなくなる。
そして指紋認証に関係する機器は10月ころから反応が悪くなるのだ。最近は顔認証のほうが増えてきたのでさほど影響がないが、以前は指紋で季節を感じていた。
今年は6月末に1週間ほど猛暑があったせいか、今年の7月と8月は、非常に暑かったにもかかわらず心の免疫ができてしまったようで、暑い時期が短かったように感じられた。
どれほど、病的なほどに寝られない季節であろうとも、わたしは夏が好きである。