何週間か前のどこかのチャンネルで、夜中にこの映画が流れていた。ザッピングしている途中で見つけて後半を見たのではないかと思うが、もし最初から「なにか映画はないかな」とテレビ欄を見てしまっていたら、おそらく見なかった。
残念ながらお亡くなりになっているが、米国最高裁判事のひとりであり、その功績で多くの人に畏敬の念をいだかせたルース・ベイダー・ギンズバーグの若いころを描いた作品だ。
同じご意見の方がいらしたので、ツイートを貼りつけさせておく。
やっと観れた、ルース ベイダー ギンズバーグが若かりし頃に成し遂げた歴史的裁判にまつわる本作。演技もみんな超良かったし、今じゃ考えられない性差別意識の連続がほんの数十年前の事実なことに驚く。
で、「性別に基づいた」という意味深さを含む元の作品名が、謎の邦題になった理由を誰か教えて。 pic.twitter.com/gt3mKYUJ8G— やなぎさわまどか🌓 (@madoka_yng) September 28, 2019
タイトルが「ビリーブ 未来への大逆転」。これを先に見ていたら、スポーツか、あるいはビジネスの映画だと思ったはずだ。原題は on the basis of sex であり、「性別に基づく」、「性別により」という意味である。女性であるから門前払いにされることが多かったさまざまな分野で、性別で決めることの無意味さと愚かさを、ギンズバーグ氏はずっとわかりやすい言葉で説いてきた。
タイトルにひるまず、どこかでこの作品を目にしたら、ぜひ見ていただきたい。わたしも後半しか見ていないので、どこかでそっくり見る機会があるとうれしい。