あまりにも眠れないのは、どこか体がおかしいのではと思うようになったのは今年からなのだが(去年までは季節性だと思っていたし、夏と冬以外はけっこう寝ていた)、それについて考えてネットで情報を得ようと思っても、細かい点が気になりすぎる。
たとえば、不眠といえばすぐ思いつくもは「うつ病」かと、ネットに転がっているセルフチェックなどをやってみるのだが、設問が揃っていない。
すべてを記憶しているわけではないのだが、だいたいにおいて、わたしが期待しているのは「同じ質問で度合いによる違いを選べ」であるところ、設問が度合いではないのである。
たとえば「悲しいですか」の設問で、1〜5などの度合いを選ぶのではなく、つづいてに「悲しすぎて何も手に付かないですか」やら、余計な言葉が付いてくる。これがもう、気持ちが悪い。
あるいは「死や自殺について考えることがありますか」も出てきたサイトもあったが、なぜ死と自殺を一緒にするのかがわからない。死についてあれこれ将来を想像したり、自分は長患いだろうかすぐ死ぬだろうかと考えることはたくさんあっても、自殺などみじんも考えていない人間は、もうここで回答を選べなくなる。
どうにかこうにか、だましだましで回答すると、どこのサイトでも「軽度のうつかもしれない」で終わる。
こんなことが気になりすぎるのは、うつより発達障害のチェックを探したほうがいいかもしれないと、ネットで検索すると、こちらはどこのサイトもほぼ同じ設問を使っていた。信頼できる設問セットがあまりなくて、どこも同じものを使っているのかもしれない。
うつ病チェックとは違って、それらの質問に求められるのは、わたしの好きな「度合い」の回答ばかりだった。うれしくて回答してみると、ASDの可能性ありと出た。ああ、さもありなん、である。
ともあれ、老後や死について想像したり考える時間はあるが、自殺についてまったく考えていない点では、うつ病でないことは間違いなさそうである。