先ほど WSJ (ウォールストリートジャーナル)のサイトで、ログインをした。いつもならたいていログインした状態だったのだが、うっかり数週間ほど読んでいなかったようで、記事を読もうとしてはじかれたらしい。
WSJは毎日新聞のデジタル会員(スタンダードプラン)に料金が込みなので、毎日新聞のサイト上でログインができている状態から、メニューをたどってWSJの記事を読んでいるかぎり、ログインが保たれる(ただし毎日新聞へのログインはなにかのはずみに頻繁に切れるので、けっきょくはログインし直しの手間はあるが)。
また以前と違って、いったん毎日新聞経由でWSJにも会員登録すれば、毎日新聞とは別のパスワードで直接サイトにログインさせてくれるようにもなった。さらにはGoogle経由ログインにも対応している。
さて、思い出してWSJにログインしたはいいが、別の問題が。ログイン後のアカウント画面で(表示は英語だったが日本語で書くなら)「毎日新聞経由のログインが止まっている。ログインし直してきて」という赤い字のお知らせが消えない。だが毎日新聞にログイン済みのブラウザなので、ねんのためふたたび毎日新聞経由でWSJメニューを開いたり、あれこれ試した。そうこうするうちWSJの記事は会員として読めるようになったものの、やはりアカウント画面の赤い警告文字が消えない。
そこで、名前の順(姓と名がなぜか逆に入力されていた)を直したり、パスワードを変えたり、さらには別のブラウザからWSJに直接ログインしたりと、あれこれやってみたのだが、やはりわたしを会員として認識しているのにもかかわらず、赤い文字が消えない。
まあ、会員として内容が読めているのだからいいか——と、数分〜10分弱ほど別のことをやっていた。そして会員画面を離れてWSJのメインページにもどろうとしたとき、画面が何やらリフレッシュされた。そして、出てきたのは英語だったが日本語で書くと、こんな感じのものが → 「本人確認のため、パスワード入れてみてください」
入れてみると、赤い文字が消えてすっきりした画面。
つまり、だ。。。
数週間ぶりにやってきた人間が無事に再ログインして名前の順序やパスワードを変えたりしていたというのに、そして会員向けの有料記事も読めていたというのに、システム本体がわたしがひさしぶりにログインしたことを認識するのに20分前後かかったということらしい。いや、わかれば笑い話なのだが、こちらは冷や汗をかいた。
変更がすぐ反映されると思ってはいけないのだろうが、どうもわたしはせっかちのようだ。
実はこういうことはたまにある。わたしが年に数回は買っているタオル屋さんのサイトのことだ。いまはどうだか知らないが、パスワードを変えるとそれが反映されるまでにかなりの時間がかかるらしく、何度か「パスワード変更が認識されずログインできない」と店に相談してしまった。店の人も首をかしげるばかりで「ただいまのセールは会員ログインをしなくても同じ料金で買えますので、よろしければお試しください」との返事をもらった。そして、数回ほどログインせずにゲスト扱いで買い物をした。
何度目かのとき(つまり年に数回しか買わない店なのでもしかしたら1年くらい経ってから)、変更したけれど使えなかったはずのパスワードでログインを試みたら、はいれてしまった。
こちらはパスワードを変更したらすぐ使えると思ってしまいがちだが、その店は「パスワードを変更しました」とのメールをこちらに送ってよこしてのちも、おそらく10分や20分は、変更に時間がかかっていたということなのだろう。こちらは5分程度は待ってもそれ以上はあきらめてパスワードを再登録してしまっていたが、おそらく数十分程度を待ってから買い物すれば問題なかったのだろうと、そのとき気づいた。
以来その店では、パスワードを変える場合でも「買い物が終わったとき」を狙うようにしている。
この店の場合は国内だから事情はよくわからないが、WSJのように世界的に顧客がいるであろう企業では、データが末端に伝わるのに時間がかかることがあるのだろうか。それは今後とも忘れないようにしておきたい。