人前でパン生地の話をしていて「ガス抜き」という言葉を使い、使ってしまってから「文字通りパン生地のガスをいったん抜いて最終発酵に持っていくという意味なんだけれど」と、蛇足なことを告げた。
そのあとで、Googleで「ガス抜き」と打ってみると
多い順
○ 体内のガス(運動で腸の中のガスを排出する)
○ 缶に残留したガスを排出する器具
(このふたつが、圧倒的。とくに体内のガス抜き)
○ それにつづいて、少し出てくるのが「パン生地のガス抜き」
○ そのさらにあとに「ストレスがたまりすぎないように、はけ口を用意するという意味でのガス抜き」であった。
わたしが実生活で使う頻度が高いガス抜きは、最後の「ストレスがたまりすぎないよう…」であったため、それがトップに来るのかと思っていたら、まるきり予想がはずれた。体内のガスは年に1回の大腸検査で医師に「ガスを抜きましょうか、自然排出にしますか」と聞かれるときで、缶のガス抜きは最後の最後まで手でガスを出してからゴミに出すので、器具を買ったことがなかった。
パンのガス抜きは、人に話すことがめったにないので「意味が通じないかも」と考えたのだが、よく考えたらそれ以外に言いようがないので、今後の心配せずに使おうと思う。