三菱UFJだけは紙の通帳をやめてオンラインのみの「エコ通帳」というものにしたのだが、みずほ銀、ゆうちょなどは、ときおり紙の通帳に記帳している。オンラインで残高を見るようになったし現金をあまり下ろさないので、うっかりすると1年に1回くらいしか記帳しない。
今日は散歩がてら鷺ノ宮駅すぐの場所にある「みずほ銀」へ。自分のもののほか、義母の分まで記帳することができてよかった。
手持ちの現金を少額ながら入金したのだが、入金という作業がひさしぶりだったせいか「あっ、入金て暗証番号が要らないんだ」など、新鮮な発見があった。まあ、普通は赤の他人のキャッシュカードと現金をセットにしてATMに入れる人もいないと思うので、たいした問題はないのだろう。ただ、家族の代理で記帳をしたついでに間違える可能性は、ゼロではないかも。
そういえばCITIBANKが日本から撤退したときに業務を受け継いだSMBC信託銀行(ブランド名「プレスティア」)も、通帳というものがない。手元にあるのはキャッシュカード(タッチ決済VISA付き)だけだ。ときおり残高が郵送で届くが、人によってはオンラインのみという場合もあるらしい。
東京に出てきた最初に自分で銀行口座を作ったのは、いまはなき「太陽神戸銀行」だった。高円寺の南口すぐに支店があったのだ。あの口座は統廃合の末にいったい何銀になったのだろう。ネットで見ると三井住友系になったようだが、そういえば高円寺北口にあった平和相互銀行(現在のサンドラッグの建物)がのちに住友銀行になったとき、わたしはそこを使っていた記憶もあるので、しばらくはその口座を利用していたのかもしれない。
あのころ、平和相互だった住友銀行は平和相互のころのまま窓口が遅くまで開いていて、のともと住友系列だった銀行は午後3時で窓口終了という、ちょっとちぐはぐなことがあっておもしろかった。
社会人になってからは、転職やアルバイトなどをするとその会社の取引銀行で口座を作らされるので、どんどんと口座が増えて、最初の太陽神戸銀行に由来する銀行(おそらくは住友銀行)は、やがて使わなくなってしまったのだろうと思う。
現在のみずほ銀は、最後に会社員をしていたころのもの(第一勧銀の銀座一丁目支店)と、高円寺北口の(もともと富士銀行だった)みずほである。前者のキャッシュカードはいまだに「第一勧銀のハートカード」で、30年以上前に作成したものであるのに、今日はATMでの入金に使えた。すばらしい物持ちの良さである。