もともと運転免許を持たないので、多くのニュース記事で「運転免許返納後も楽しく出かけられる」と紹介していることが多い電動アシスト付き自転車を、おもしろそうだと思いつつ、ちらちらとネットで見ている。最近は三輪車タイプもあれば、車椅子が大きくなったようなタイプの乗りものもあるらしい。どれかは免許が必要かもしれないが、実際に買う予定があるわけではないので頭が整理できていない。また、若い世代向けのキックボードに関しては、この7月から免許不要になるものもあるのだとか。
だが気になるのが、実際の利用について。都市部では道が狭いし、外出先で置く場所の確保が難しいことで、もしや「乗ったら散歩のごとく一周して帰ってくる」という利用法になるのではないかと想像している。
普通の自転車でも買い物時に店の近くに置かれては危険極まりないし、なかには「数分だけだから」と店頭商品の前に横付けしてしまう人もいる。近所のある店では、店頭の大きなガラスをその横付け自転車で壊されてしまった。そういったことから、わたしにとって普通サイズの自転車でもあまり印象がよくないわけだが——高価な電動自転車でしかも幅がある場合には、東京の住宅街で日常の買い物用途としては、はなかなか難しいだろう。
ならば、どこを走るのか。やはり郊外か、地方都市か。
最近は一般の家庭でも駐車スペースに電気自動車の充電対応の設備を用意している場合があり、電気自動車や電動の乗りものは今後ますます活用されていくのかもしれないが、「置く場所」の拡張と整備もまた必要と思う。