数年前から英語チェックサービスGrammarlyをパソコンやiPhoneに入れている。ときおりかなりお節介にも思うが、うっかりしたスペルミスも赤く知らせてくれるので、やはり入れておいたほうが精神的によい。
毎回うっかり使って注意されるのは Thank you in advance だが、これは最近 I would appreciate it if you could help me. としたほうがよいのだそうだ。「お手数をおかけしますが、よろしく」程度の意味で使っているつもりでも、前者は押しつけがましいらしい。
それから、 elder people と書いて older にしましょうと直される。なぜなのかわからずにいた。英英の辞書サイトなどを見ても、何がどう失礼なのかわからない。類語だと思ってきたのだが、こちらのサイトに説明があった。
Age-inclusive language: Are you using it in your writing and everyday speech?
これはアメリカの医療者関連の団体が掲げている指針を紹介したサイトなのだが
American Medical Association
> Terms like seniors, elderly, the aged, aging dependents, old-old, young-old, and similar “othering” terms connote a stereotype; avoid using them.
American Psychological Association
> Terms like “senior,” “elderly,” and “the aged” are not preferred because they are othering
(いずれの場合も、自分とは違う他者として突きはなした表現になるため、シニア、エルダリー、高齢者は使わないほうがよい)
以下略。
ん〜、AIというのは最近の言葉の使われ方を吟味して画面に注意を出してくるわけだが、こうして自分でも調べてみることでようやく頭にはいることもある。
これからも注意深く観察していきたい。