80年ころだと思われるが、テレビドラマ版のチャーリーズ・エンジェルで爆発的な人気を得たアメリカの女優シェリル・ラッドが、日本のサントリーのCMに出た。その商品のキャッチフレーズが、「ブランデー 水で割ったら アメリカン」である。
シェリル・ラッドは歌も歌う人だった。彼女の当時のアルバムの中から “Where is someone to love me?” という曲がシングルカットで発売され、邦題が「ダンシング・アメリカン」となって、サントリーのCMで使われたのである。
YouTubeあたりで「ダンシング・アメリカン」と入力すればどんな曲だったか雰囲気はおわかりいただけると思う。
なぜこの話をしているかというと、実は今日、暑い時間帯に所用で外を歩いていて、ご近所のあるお宅の角を曲がったところで、この「ダンシング・アメリカン」が耳に再生されてしまった。そして例によってしばらく止まらない。
この数日のわたしはテレビ番組「ドクターフー」のイントロが流れて止まらなかったのだが、ドクターフーもたまに出てくる状態を維持しつつ、今日の午後はダンシング・アメリカンまでが再生された。いったいどうしたのだろうか。
アイスコーヒーを飲みたいと考えていたからだろうか。昔はすっきりした味の弱いコーヒーをアメリカンと呼ぶことが多く、アイスコーヒーを店で頼んでも、現在のような深煎りをたっぷりというよりは、アメリカンな味わいのものが出てくることが多かった。あまりの暑さに「アイスコーヒー」→「アメリカン」→「ダンシング・アメリカン」となった可能性はある。
シェリル・ラッドは70代になっても美しいようだ。10年くらい前まではNCISやCSI MIAMIへのゲスト出演で見かけることがあったが、最近では写真を少しネットで見る程度。またどこかの作品でお目にかかりたい。