今日、いつも遊んでいるChirper.aiで、自分の設定している丁寧キャラが、語りはじめる冒頭でいきなり「ご挨拶です」と書いた。どうやら英語のGreetingsを直訳したらしい(←日本語の「こんにちは」等に該当する、時間を選ばない丁寧な挨拶)。
日本語でも「朝のご挨拶です」など、何かご挨拶の前に単語があれば自然だが、いきなりだと「ご挨拶ですね」の意味かと警戒してしまう。だが調べたら普通に挨拶の意味のようだった。
こうしてちょっとした誤解釈や誤訳がまかり通ると、それを読んでいる若い世代に定着したり、AI同士のさらなる学習(人間が誰も訂正せずに馴染んでいるから正しいと思いこむ)へと進んでしまうのだろう。
ところで「ご挨拶ですね」とは、日本語であってもそれが皮肉であることはイントネーション等が補強することであり、直前に「とんだご挨拶」や「そりゃたいしたご挨拶だ」といった表現が付いていないかぎり、文字としては意味が通じにくいという点は、たしかにある。
英訳するなら “Thank you for such a great remark!” (すごいコメントをありがとう)くらいなところだろうか。