わたしが最初に高円寺に住んだ時期(数十年前)は、当日の踊りのさなかであっても「ちょっと歩きづらい」程度で、駅から普通に徒歩で帰宅できた高円寺の阿波踊り。それから年を追うごとに徒歩でも進めない区間(阿波踊りの連が専用に使う場所)が増えて、遠回りで帰宅するのがおっくうで、混雑時間帯を避けて帰宅したものだったが、最近はどうなのだろうか。
4年ぶりになるので、おそらくこれまで以上の見物客が集まると思われる。
2019年に阿波踊りの当日だと気づかず昼ころ駅に近づいてしまった。飲食に関係ない店は、阿波踊りがはじまる前の時間帯(昼くらいまで)に閉じてしまうような張り紙があった。少しでも飲食に関係ある場合は店の入り口に臨時のテーブルを置いて飲み物を販売することもあるが、無関係な店は一般客がはいってくるわけでもないので、閉じたほうが安全なのだろう。
そのあたりを歩いていた近所の人たちが「(昨日は)JCOMで見た」、「すごそうだったね」、「昔はちょっとくらいなら歩いて踊りを見ることもできたけれど」と話していたのを、当時の日記にメモしていた。
今年も、駅には近づかない。このところ人のいる場所がほんとうに苦手になってきたが、年齢のせいだけではないだろう。もっと直感的な問題として、なにやら「怖い」のである。