よく考えたら10月上旬からこの2週間ですさまじくいろいろなことがあった上に(総合的にあれこれ書けるのは数ヶ月後の予定)肝心の体調も万全ではなく、それでもせっかく予約したのだからとワクチン接種に出かけたわけだが——熱が出なくてほっとしていたのが当日夜の段階。
だが体の痛みが長引いた。今日まで、まる二日間も家にいてしまった。昨日も今日もとくに明け方がつらく、鎮痛剤を飲むために早朝から台所に出かけてパンのかけらを引っつかみ、どうにか食べて鎮痛剤。気持ちが落ちつかないせいか薬が効いてくるまでは寝直すこともできず、けっきょく午前や夕方に少しずつ仮眠をとった。
体に痛みがあるときの寝苦しさは、とてつもなく妙な夢を誘発する。今日は段ボールのように軽く華奢な素材で作られたもの(街に並んでいるがどれもわたしには思い入れのある)が、次々に壊されていく夢だった。それは暴力による破壊ではなく支配する側による存在否定(もうこれは継続できないとして存在が消滅させられる)であり、そんな理不尽なことで慣れ親しんだものが消えていいのかと、とても悲しく、むなしい思いを味わった。
そんな夢のひとつひとつにも、現実の生活から何が関係しているのか思いあたることはある。だが目が覚めてみればそれらのつながりがわかるということであって、夢の最中では、とりあえずむなしい。
やっと、2日経ってみて、ワクチンの副反応は抜けた気がする。今後またこうしたワクチンの接種があるのかどうかはわからないが、今後は予備日を二日以上とることにしておきたい。