何ヶ月か前に、有名なスープ屋さんチェーンが離乳食を全店舗で提供しはじめるという話題に、子供がいない店が心地よかったと考えた人々が残念がったと聞いた(←ここでは控えめに書いているが、怒っているコメントもけっこうあったらしい)。
客も店も、つねに変わっていく。自分に合わないと思えば去って別の場所を探すしかない。客の方にしても自分の歩くルートが変わったり経済状態の変化で、それまでの店に行かなくなることはじゅうぶんに考えられる。店が努力したかどうかに関係なく、客は増えたり減ったりする。それぞれに事情があるのだ。
わたしがイトーヨーカドーネットスーパーを減らしてほかの会社を利用しているのもそう。数ヶ月前までのイトーヨーカドーネットスーパーは素晴らしかった。だがわざわざ会社にメールをしたりはしない。ひとりの人間が「変化」について不満を言っても何も変わらないが、もしわたしのような人間が多ければ客単価や利用率が減る可能性があり、自分たちの変化にその原因があったのかを考えた企業が、そのとき何かを決断することになるだろう。
こちらは、楽天でときどき買っていた店の話だが:
人気商品は型落ちなど余ったものを適当に詰めて格安で販売する、日用品の福袋だった。洗剤や日用品が5個程度はいって約600円だった。その激安商品が、数週間前から予告をしていたとはいえ約1000円になったとき、レビュー欄が荒れた。
かつて1000円前後で売られていた別の福袋商品と間違えたと堂々と書いている人もいたが、それはさすがに店に落ち度があるとは思えない。買ってみてがっかりしたので腹立ち紛れに勢いよく書いたのかもしれないが、値上がりそのものが許せないと読めるレビューが複数あったことには、なぜ注文したのかと読みながら考えさせられてしまった。
平均して5品で約600円だったころ、そのうちのひとつだけで600円か700円する洗剤がはいっていたこともあったし、当時が安すぎたのは誰の目にも明らかだった。だから人気だったのだ。値上げ予告は数週間以上前からなされていて、注文時に間違えたのが買い手側である以上は、値上げについてどうこう書くべきではない。
相手が悪くないのにレビュー欄が荒れるのは、見ていて気の毒になる。