この数日、足が痛い。臀部のすぐ下から太ももの裏側あたりが最も痛い。座っていて椅子に当たる部分である。嫌な予感がする。
たしか20年近くも前だが、この部分が痛み、立つのも座るのもつらい状態がつづいて近所のクリニックに出かけたことがあった。そこはとりあえずどんな用件でも相談にのってくれたので、風邪だろうと怪我だろうと腰痛だろうと、何かあればよく出かけていた。そのとき「坐骨神経痛の可能性が高いので、痛みがひどい日は鎮痛剤と湿布、痛みが和らいできたら少しずつ体を慣らしてストレッチしましょう」という話になった。
ところがせっかちなわたしは、次回の診察の際「鎮痛剤が効いている気がしない」と言ってしまい、いまではわたしに合わないとわかっている強い錠剤「ロキソニン」が処方されてしまった。あれは痛みを消すのだが胃腸に悪い(わたしには)。そのときの服用も遠因となって、その数週間後には体調を崩してしまい、わたしは生まれて初めての入院を経験した。
その入院の際に、子供のころからなぜ頻発するのかと思っていた体調不良に病名がついたので、発見できたという意味では思い出深い神経痛ではあるのだが。長引かないことを祈るばかり。
今日は温めてみるなどして様子を見たが、明日からも引きつづき大事を取らねば。