数年愛用しているGrammarly(英語の文法やスタイルをチェックするアプリ)で、しょっちゅう言われるのが、「そこは have to ではなく must である」ということ。日本語を先に思い浮かべると、どちらも「○○しなくては」なのだが、肯定文で書く場合は、強烈な違いはない。have to のほうが意味が広くて使い勝手がよいような気がして、わたしはずっと have to を使う癖がついてしまっていたのだが、Grammarlyは容赦ない。
違いをネットで検索してみると、同じ「しなくては」でも、「自分の気持ちが反映されているほうが must で、周囲の事情や決まりに左右されているのが have to である」ということらしい。つまり、「あの上司のところに(言ってやることが山ほどあるから)行かなくては」は must で、「あの上司のところに(行く時間だから)行かなくては」は have to という使い分けで覚えるとよいようだ。
もっとも、否定形になった場合は意味がまったく異なるので must not は「あの上司のところに行ってはいけない」で、haue to の場合は「あの上司のところに行く必要はない」となる。
何年ものあいだ、何十回どころではなく「そこ must だよ」と指摘されながらも平気で have to を使いつづけるわたしもわたしだが、こうして何度も言われるうちに理由を探りたくなるので、なかなか役に立っている。
また、Grammarlyはオプションがあり「○○のような用件ではもう指摘しなくていい」というチェックボタンも利用できる。たとえば引用符の内部に出てくる単語をスペルチェックしなくていいとか、受動態だからといちいち文句を言うなとか、オックスフォードコンマの扱いをどうするか、引用符とカンマやピリオドの位置をどうするかなどの選択ができるのだ。
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(わたしはすでに有料会員なので利用期間が延長になり、利用するかどうかを決めるまでのあいだ、みなさんは1ヶ月のあいだ有料版が使えます)
https://www.grammarly.com/referrals/redeem?key=1vryx69qv17wnfqz