新コースになってから1回だけ乗り、3月末の終了までにまた乗りたいと思っていた中野区のバス実証実験だが、このたびめでたく1年間の延長が決定した。来年の3月末まで運行されるらしい。開始後にバス停が増えたり、下りるだけの用途だったバス停でも乗車が可能になったり、なかなか改善されている。
わたしが以前に高円寺駅から乗ったときは夕方だったせいか、駅近くで買い物をした高齢女性らが大和町中央通り(早稲田通りから北へ延びるかつての細い商店街、現在は幅の拡張中)で下りていった。大和町中央通りが終わり若宮にはいるころには、ほとんどの人が下りたが、おそらく逆方向からの場合は高円寺駅に行きたい人が乗るのだろうと思う。
大和町と若宮の界隈は徒歩が基本で、歩ける人はJR高円寺駅か野方駅(または都立家政駅)で買い物をするか、あるいは早稲田通りまで出て中野駅か阿佐ヶ谷駅までのバスに乗るか、という状況が常態化していた。ミニバスとはいえ高円寺駅に出るというのは、徒歩をあきらめつつある世代にとってはうれしい選択肢だろう。数十年ほどこの界隈ばかり引っ越しをしているが、高円寺駅駅付近のこぢんまりとした佇まいは、中野にはないものだ。
さて、またそのうちに乗ってみなければ。