楽譜が読めないわたしは音楽というものがとても苦手なのだが(音楽を聞くのはともかく音楽理論やらあれこれ難しい話をしている人の輪にはぜったい近づかない)、なんとこのたび、音楽をはじめてしまった。それは何かというと、まさかのDuolingoである。
去年くらいだったかと思うが、DuolingoをiPhoneで見ていると、とても目立つ場所に math と music が現れた。math というのはおそらく暗算でもするゲームなのだろうと思ったが、music は意味不明だった。ぜったいに触れないように注意していた。
だが「もしやこういったゲームでも、点をくれるんだったら(リーグ戦のため)やってみたほうがいいんだろうか」と考えていると、隣から家族が「楽譜が読めるようになったりしてね」と言う。
……なにっ!?
楽譜が読める? もしそんなことがあったらすごいじゃないかと、さっそく開始してみることに。
たしかに点は取れた。おもしろそうかもしれないとも思う。だがショックだったのは
1) 短い音が流れてきて、
2) 目の前に「ここでCを押してください」と合図が出ていて
3) どうにかそれに遅れないように聞きながら押しているつもりが間に合わないとか
4) ちゃんと押せたと思ったら評価が「リズム感80%」とか(なんであんなに短いものをちゃんと押しているつもりなのに80%なんだ)
……とにかく、根本ができていないので悪戦苦闘である。何問かやってみて、少し点数もとれたとはいえ、まだ最初の「Cだけ押す」問題なのだから、今後は何を押したりすることになるのか。そのころ少しは楽譜が読めているのか。謎である。だがDuolingoをやめる予定はないので、いつか多少の上達があるのかもしれない。