毎年5月ころにスーパーに出まわるニュー時ランドのJAZZリンゴ。少し小さめなものが袋に詰められて売られているが、去年は買い逃した。いつもリンゴの棚は見ているはずなので、うっかりというよりは季節が短かったのかもしれない。
今年は5月中旬にナイアガラという別のリンゴを買ってあったのだが、5月末にようやくJAZZリンゴにめぐり逢い、購入。この手のリンゴのよいところは、食べ切りやすいということと、ワックスを使用していないためにむいた皮を水に放りこんでおくだけでパン用の酵母がとれるのだ。冬の間は果物やレーズンを水に浸けて酵母を取っているが、初夏になって小さめりんごが出まわるころは、それらの液に、むいたりんごの皮を放りこんでしまう。するとたちまち酵母液が勢いづく。
細かく切れ目を入れるか、小さくカットして実のまま水に浸けてしまうこともできるが、たまにしか遭遇しないリンゴなのでそれはもったいなく感じられる。先日はナイアガラを数個ほど細かく切って余っている蜂蜜と一緒に煮込み、ヨーグルトに混ぜて食べたが、そのときも皮は酵母になった。
パン作りをする人には、りんごの皮はぜひおすすめである。