旧Twitterで、トレンド入りするほど話題になっている暴言があったそうで、スクリーンショットが出まわっている。さらっとポジティブな内容の投稿に対し、なぜなのか理解できない暴言を(投稿を引用しつつのリポストで投稿者にもわかるように)吐いた人がいる。どちらも有名人らしい。わたしは存じ上げないが、トレンド欄にずっと出ていたのでクリックして読んでみた。
ネットが恐ろしいなと思うのは、悪かったほうが「本人に直接謝る」と書いて、周囲がそれを読んでしまうことである。そんなことを書かずにそっと謝りに行き、受けいれてもらった場合でも門前払いをされたとしても、自分が悪い場合にはじっと沈黙するのが「悪かった側」ではないだろうか。
謝りに行くなどと公の場で書かれては、暴言を吐かれた側も「謝罪はあったんですか」などとくり返し聞かれることになりかねない。そっとしておくべきである。さらには、ある先輩芸人のコメントとして、会って一緒に写真を撮れば周囲に仲直りしたことが伝わってよいという、ほんとうにわけわからない助言(?)があったとか。
ひどいことをされた側は、そもそも相手に会いたくない場合がある。謝罪を受けいれたかどうかなどの事情をいちいちネットに書かれたりしたら不愉快という思いもあるだろうが、そもそも、ほんとうに会いたくない場合があることを、気に留めておいたほうがよい。