何年ぶりかわからないが、小説めいたものを書いてみようかと、テキストエディタにまず登場人物とだいたいのあらすじを書いて、少しずつ人物背景や場面設定を書き込んでみた。
だが、自分はだいたいこういうものを書くだろうと思って人物を作っていると「こういう話、あったよな」という結末ばかり思いついてしまう。すると、どうにかしてそれに似ないようにしたいと思うが、いったん思いついてしまったものはなかなか抜けない。どう軌道修正したらいいのか。テキストエディタのファイルを新規にして、最初から書いていけば、別の方向に舵を切れるだろうか。
こんなとき「登場人物とだいたいのあらすじを書いてAIに案を練らせるひとがいるんだろうな」と検索をかけたら、わんさか存在した。なるほどな。やってみたい気持ちはわからないでもないが、AIのアイディアを参考にして何か書いても、達成感はなさそうだ。それにAIがそういう自作のネタをどこかに蓄積しておいて、同じようなことを聞いてきた人に似たようなものを練り直して出していけば、いつかは作品になってしまうかもしれない。もともとAI登場前から映画などで「○○に似てる」というものが存在するわけで、AIだけが悪いわけでもないだろうが。
縦書きの原稿用紙モードで何か書いて、できあがったらどこかに載せに行く。載せに行く先は横書きになるが、自分の手元に縦書きが残れば、それでいい。さて、プロットだけでももう少し進めてしまおう。