10年くらい前だったか、いつも内科で通っている総合病院にて、別の科の日帰り手術を受けた。そのときは「何かあったら泊まりの入院になるかもしれないし、何もなかったらそのまま帰れる——いちおう手術前に2万円を預かる」という、日帰り入院スタイルの手術だった。
そのときは保険会社に申請しようという発想すらなかったのだが、たまたまその時期に生保の担当が毎年の連絡書類を送ってきたので尋ねてみたところ、保険が下りるタイプの手術だという。その人が送ってきた生保の書類を病院窓口に依頼して医師に記入してもらうことになったのだが「病院の書類は○○円くらいかかるから、保険会社からたいして下りなかったら面倒なだけだな」と思っていたところ、わりとまとまった金額が下りて、申請した自分がびっくりした。
そして今日、別の病院で日帰り手術(皮膚を切開して内部から粉瘤の元となるものを取り出す)をしたのだが、こちらは明細を見たところ日帰り手術(入院ではなく外来の扱いでの日帰り手術)だった。
最近は保険会社の手続きが近代化し「病院の明細をとりあえずアップロードしてみて、保険が下りるタイプの書類ならそのままオンラインで手続きに進める」という、まるで21世紀になったかのような(←21世紀だよ)進歩を遂げていたので、その書類をアップロードしてみたところ、わたしの契約している内容では支払いに該当しないらしい。同じ手術でも支払いに該当する保険会社はあるかと思うが、わたしはこの数年ずっと支払い金額をおさえて保障内容を減らしているので、入院扱いではなく外来扱いの日帰り手術ということが、関係したのかもしれない。
まあ、いずれにせよ、保険会社が近代化している(いちいち専用の書類を渡して医師に手で記入してもらう必要もない)とわかっただけでも、勉強になった。