昨日は「ガンニバル2」最終回の配信日だったので、Disney Plusにて鑑賞。長く食人の噂があった岡山県山奥の村で(←岡山県というのはこういうときに重宝されてしまう映画界の便利アイテムである)、地域を仕切っていた家の長老である女性が殺害されたのが第一シーズンの冒頭。
その後、現地に家族と一緒に駐在することになった警察官。その熱意により、地元に当たり前のものとして存在していた、問答無用の「あれこれ嗅ぎ回られたくない」という雰囲気は、余すところなくかき乱される。
地元を支配する後藤家(林業などで経済的に地元を支配)、それ以外の住人(後藤家にはおもしろくないがうまくやっていかねばならないという圧力を感じている)、年に1回やってくる奇習の村祭り。柳楽の赴任直前に行方不明となっていた前駐在の男性は殺害されていたことがわかり、駐在所だけでなく警察本部も含め、村との対立構図に緊張が高まる。
軍隊かと思うほどの戦力を持つ後藤家は、都合の悪い人間がいれば市街地までやってきて襲いかかるし、警察官が身辺保護のために貼りついている柳楽の家族を、警察官ごと襲撃してしまう。このあたりが前シーズンから今シーズンの橋渡し的なエピソード。
今シーズンは、祭りの前日と通日を中心に描かれ、70年前に村に何があったのかを、1話分くらいしか出なくてもったいない豪華キャストの面々で描く——豊原功補は出番も多かったが、ハリウッド映画で活躍の福島リラをあの扱いで終わらせるとは。
映像は前作よりさらにグロくなっていると思う。グロさがダメな方は見ない方がいい。
主役の柳楽と、不本意ながらも最終場面に向けて協力する後藤家の若き当主(笠松将)の雰囲気が独特。とてつもなくグロい思い出話をする、もはや余命も長くなさそうな老神主(橋爪功)の説明に耳を傾ける一同。若いころの話を恍惚の面持ちで語る老神主に対し、(圧倒されるほど内容がひどかったので)画面の前でシーンとしているであろう視聴者の間合いを計ったかのごとく、「で?」と、あきれ声を出す柳楽優弥。「オレはそんな昔話なんかより、いまからどこに行けばいいかそれを聞きたいんだけど」と言わんばかりに、目をギラつかせる。
柳楽優弥。カンヌで主演男優賞を受賞したころは少年だったが、つくづく目つきがよい役者になったと感じる。そして見ている最中と見終わってから「誰に似ているんだっけ」と考えた。
ああ、思い出した。芸歴で考えれば柳楽のほうが長いが、ゴールデンカムイにも出演の眞栄田郷敦(千葉真一の息子)に目のあたりが似ている。あちらもゴールデンカムイで、眼力ある役者だなと思ったものだった。
ガンニバルとガンニバル2、食人の話題やグロい映像が大丈夫な人がいたら、ぜひ見ていただきたい。