知人に荷物を出すために郵便局へ出かけた。国際郵便小包は、グラムが少しでもはみ出すと料金が爆上がりするのである。なにせ料金の単位が1kgなのだ。
ものが2kgまでなら正確に計れる秤が家にあるのだが、2kgを超えるとそうはいかない。体重計に自分が荷物と一緒に乗って、差分を計算するしかないのだ。だが体重計はせいぜい100g単位なので、荷物が2.9kgか3.0kgかは、郵便局に持っていくまでわからない。値段はそれでかなり違う。
プリントする伝票に2.9kgと印字して、祈る思いで郵便局へ。もし3kgを超えていると言われたら、補強と見栄えのためにつつんでいた紙袋を剥がそうと心に決めていた。だが料金は2.9kgの場合のものだった。ほっとして領収書をもらうと、そこには 2950g と書かれていた。
実は出かける前に「こことここ、ガムテープを貼るかどうか」と迷った場所があるのだが、あれで50gを超えていたかもしれないのだから、そのままでよかった。それから「これ、おまけに入れてあげようかな」と思った品がなかったわけでもないが、そのせいで50gをオーバーしたら目も当てられなかった。よかった、心の底からほっとした。
というわけで、置くタイプの秤を買おうかと思っている。できれば表示のデジタル部分が取り外しできて、荷物のすぐ下に目を凝らさなくても数字がわかるものがいい。
楽天では、こんなのがあった。
50kgの荷物を送ることはないので、まあ、20~30kgくらいが計れればよいのだが、世の中はだいたい40~50kgに対応の秤が多いようである。