もう何週間か前の話になるが、9月上旬ころ「サブスタンス」という映画を見た。配信だったか録画だったかは忘れたが、家族に見ようと言われたのだ。
デミ・ムーアが往年の人気女優で現在は落ちぶれてしまっている役どころの話だと聞いたのみで、それ以外は予備知識もなくなんとなく見たのだが——内容が気持ち悪いし(わたしはホラーは好きだし正統派のスプラッターは普通に見るが、気持ち悪いのはだめなのである……といってもその区別は個人差が大きいだろうが)、しかもなんというか、セクハラ描写や当時の社会風潮だけが、やたらとリアル。
デニス・クエイドが演じた、おそらくハーヴィー・ワインスタインをモデルにしたであろう男性が、とにかくはまり役。うまい。あのひとはあんな役もノリノリで演じるのか。知らなかった。
内容に関しては評価しないし「気持ちが悪い」のひと言だが、ダブル主演で「スー」を演じたマーガレット・クアリーという役者は、これまで世の中に出てきた人気女優のパーツをけっこう凝縮したような、とても人目を引く人だと思った。検索したところ、なんと「アンディ・マクダウェル」の娘だとか。うぉぉ、80年代ころの人気女優である。あのひとと、マデリーン・ストウのふたりは、金髪がもてはやされていた時代に個性的な美しさを放っていて、よく覚えている。