気づいたのは二日ほど前だったが、それ以前から何か予感はあった。
ネットでときおりやりとりしていた人が、アカウントを消していた。気づいただけで2か所のサイトからだ。もともとネットでちょっと用事があれば連絡する間柄であり個人情報をやりとりしたことはなく、年齢も性別も何も知らない。だがときおりとはいえ、やりとりがあったことは事実だ。
若い世代の人には、ネットで嫌なことがあるとその場所でのアカウントを消して、見る人が見れば本人だとわかるような内容で別の場所に現れる人がいるとは聞いたことがある。だがその人は、そういう事例とは違うと思う。そもそも自己主張をほとんどせず、静かにしていた人だった。何か思うところがあってネットをやめたか、あるいは普段から広く浅くネットを利用していだけなのではないかと想像するのみだ。
いずれにせよ、わたしは自分にそこそこ近かった人で「気づいたらいなかった」という事例は、ネット歴は長いがほんの数回しか記憶になく、近年ではほとんどなかったので、少し驚いた。だが、これ以上は追いかけまい(というか、追いかけようがない)し、これを書いたらもう忘れようと思う。