このあいだ映画版のDVDを見たときにはさほどの思いもわかなかったのだが(ストーリーにアラが目立った)、今日の相棒は「暗くて、いかにもありそう」な話だった。目をほとんどそらさずに見てしまった。
わたしはシーズン1の後半から見はじめたのだが、たしか早期の話で、病気で苦しんでいた民間人を警察官が酔っぱらいだと思いこんで放置し、死に至らしめた話があったと思う。それは実際に起こった事件に着想を得たのかもしれないが、今回の話は警官の無理な取り調べの最中に被疑者が死亡し、それを目撃した署内の同僚の苦悩、真実を追究しようとする動き、それを封じようとする力とが描かれた。
警察の対面を守ろうとしてその同僚に圧力(何事もなかったはずだ、口を慎まないとたいへんなことになるぞとの脅し)をかける上層部。やがてその同僚は重圧に耐えきれず、ある行動に出る。
真犯人と被疑者死亡の因果関係については「そこまでうまくつながるかよっ ^^;」とも感じたが、後味の悪さと「ありそう」な結末は、相棒らしさが全開だった。
来週は以前の再編集特番でゲスト出演した袴田吉彦が再登場の模様。忘れないように見よう。