このところ、若手時代に活躍した役者が「昔は人気があった」という設定でおっさんを演じている映画がいくつかあるように思う。
わたしは最後まで見なかったがミッキー・ロークの「レスラー」も、かつて人気があったレスラーが、アルバイトしながらほそぼそと試合に出ている話だった。あらすじだけあとで聞いたが、なるほどという終わり方だった。
そして先日レンタルDVDで見た「クレイジー・ハート」(2009年アメリカ映画)は、ジェフ・ブリッジスが57歳の元人気歌手。演じていた彼は現在61歳なので、撮影当時の年齢は、ほぼ役と重なっていたはず。
かつて人気があり、ヒット曲も作れたが、現在は地方のバーでの営業や、かつて面倒を見てやった歌手(コリン・ファレル)の前座。若いころから酒浸りで、周囲からどんどんと人が消えていく。
新しい出会いで少しだけ彼の人生が明るくなったころ、コリン・ファレルが演じる後輩は、曲を作ってくれたらカネを出すと、やり直しのチャンスをくれる。何かが動きそうな気配……だがここでも彼は、酒で大失敗をしてしまう。
はたしてこのオッサン、どうなる?
子役あがりで60年も役者をしているジェフ・ブリッジスが、この作品で初めてアカデミー主演男優賞を取ったそうだ。ちょっと意外。
ぼくも観ました。
最近の映画からすればものすごく渋い感じでした。
昔はよくこういうドラマ系の映画が多かったので、
逆に新鮮でした。
自分の年齢と重ね合わせてなんだかしみじみとします。
ちゃんと時間のあるときにゆっくりと観る映画でしょうか。
そうですね、たしかに、昔はこういう回顧なドラマを描いたストーリーが多かった!
わたしにとってジェフ・ブリッジスは、80年代のころトップの若手俳優だったのに、そのまんま年齢を(ご本人も周囲も)重ねてきていまがあるんだなって、思います。
スターマンとか、好きだったなぁ。。。