高円寺の北口に伸びる商店街(純情と庚申がぶつかる場所)で、数軒の店が休業している。
理由は、元日の未明に1軒の店が焼けて、おそらくは延焼そのものの被害にくわえて消火作業の影響もあるだろうが、店内や建物に損傷があったようだ。
ほぼ全焼だったことが見てとれるのはお茶屋さん(表からはっきり見えるのはこの店だが、火元はその近くにあるスナックとの情報)。その隣の明太子屋さんと2階の薬局が休業。すぐ近くの肉屋は営業できているが、裏手で隣接していたと思われる魚屋(魚販売のほか居酒屋併設)と、紅茶屋(ティールーム併設)が休業。ほかにもあるかもしれない。
3日のころに話だけは聞いていたのだが、焼けたのが元日のため正月休みで片づけも進まず、路上にさまざまなものが放置されていたのだという。焼けこげた匂いも残っていたとか。
わたしは今日になってようやく前を通ったが、物品は片づけられていたものの、焼けこげの匂いはいまだに感じることができた。
火事というのは、ほんとうにおそろしいものだ。だが逆にいえば、あれだけ軒を連ねている場所で数軒が営業不能になる程度で済んだことは、運がよかったのかもしれない。噂の通りなら死者はなかったのだとか。元日の未明で、何が火元となったのだろうか。