2012.11.12 京都新聞
企業人よ第二の人生を僧侶に 妙心寺派が勧誘活動
シニアライフを僧侶として活躍してもらおうと、臨済宗妙心寺派(大本山・妙心寺、京都市右京区)が、定年退職を迎える企業人を対象にリクルート活動を始めた。近年、寺院の後継者不足が課題となる中、ビジネス社会を生き抜いた経験を生かし、住職のいない寺院の再興や現代人の導き役になってもらえればと期待している。
京都の人は考えが柔軟だ。これはいいな。理屈はどうでもいいのだ。シニア世代に第二の人生を選んでもらうプランは、多ければ多いほどいい。
先日の、田中真紀子文科相が「大学は量より質」という観点から、かなり乱暴な手段をとって騒ぎとなったことでもわかるように、日本のお偉いさん方は「大学 = 若者」つまり「少子化で大学が減らないと質が落ちる」という話にばかりしたがる。
いったん社会に出た人や、中高年が「人生にひと区切りついたとき、学びの場にもどったっていいじゃないか」ということは、お偉いさん方の頭には、まったくないようである。大学は減らさなくていい、減らしてはいけない。第二の、第三の人生の選択肢を多く残しておいてほしい。