アメリカで見終えた観客が「金返せ」と騒ぐほどひどい映画という噂だったが、どれほどひどいのかと、ひどいもの見たさに借りてきた「ハプニング」。中盤まで普通の映画で、むしろ「どうなるんだろう?」と、引きつけさえする。
アメリカ北東部で、人々が急に自殺をはじめる。自己防衛本能を破壊するような毒ガステロなのか? いつその事態に巻きこまれるかわからない人々は、電車や車で移動をはじめる。まもなく、いたるところで「それ」が発生しはじめた——
後半になって、最後がどうひどいのかと、あれこれ予想も立てながら見ていたが、わたしが描いていた「ひどいってこんなこと」のパターンは、ことごとく裏切られた。
普通の人の、当たり前の思考回路では想像しえない方面での、根本的な問題がある。。。反則どうこうのレベルではなく、制作側と観客側の暗黙の了解をぜんぶ無視。ここまでひどいと、詐欺とすら思えてくる。
これ、ズバッと書きたいなぁ。。。ああ、ストレスたまる。
日本の映画会社、有名監督作品だからって、こういうのを配給しちゃいけないよ。見たあとで客がわめくじゃないか。アメリカでも、お蔵入り寸前の扱いにして、数館で公開にでもして様子を見りゃよかったのに。。。(苦笑)
こう書くと、物好きな人は借りてきて見るのだろうけれど、わたしと同じ思いをする確率は、80%以上と推測。