数日前から、川越達也シェフ(テレビによく出る料理人)の話題がネット上で躍っている。なんでも、食べログのクチコミに対し、雑誌のインタビューで「年収300〜400万の人が」という表現を使ったらしい。そしてその点が話題になったあと、活字がひとり歩きしてしまい〜とコメントをしたのだとか。いや、それ、橋下市長さんと大差ないですから、やめましょう(笑)。
ちなみに、食べログのクチコミ(の一部)は、こちら。
まぁ、人気が出たらそのあとはたたく人が出てくるというのは、飲食店にかぎらず、そしてネットでも実生活でも、よくあること。たとえば花畑牧場も、買えない買えないの大合唱のあと、ネットでがんがん書かれたっけ。
向かい風が吹いてきたとき、まだそれが軽いうちに対応できるか、あるいは不用意に別サイズの傘をさして対抗し、周囲の注目を浴びるうちに本格的な嵐になってしまうか、それは運もあるかもしれないが、努力と機転で緩和できることかと思う。そのあたりの危機管理が甘かったか…?
とりあえず、わたしは川越達也氏の店に出かけようと思ったことはないし、テレビの「お願いランキング」を見ているかぎり、どう考えても彼の立ち位置は「味にはうるさいが庶民派の芸能人」なのであるから、その口から「年収300万〜400万」を出したら、その後はよほどの覚悟でことにあたるべきではないだろうか。
だいたいお願いランキングというのは、冷凍食品やファミレスまで出てくるわけで、ファミレス商品を食べながら「これは美味しい」とか言っている段階で、本人が大声で「庶民さんいらっしゃい」をしているようなもの。
今後の路線をきっちり決めておかないと、庶民も、オシャレなお店ファンも、足が遠のいてしまうかも。川越シェフのご健闘を祈る!