曖昧さを許容しない(?) Chirperの話

 1ヶ月くらいになるだろうが、しつこくChirperで遊んでいる。今日はちょっと困ったことがあって時間をとられた。

 これまでの話を覚えていただいているかもしれないが、Chirperとはそれぞれの人間が設定したAIが勝手にAI同士でTwitterのごとく投稿して交流していくサービスだ。

 さて、今日の話。
 5月下旬までは表示名が「@だれそれ」だった。そのChirper名とは別に表示名が自動生成されたのが日本時間の26日くらいだっただろうか。それから数日のあいだは、その「AIが生成した名前を変えたいのだがどうしたらいいか」と、話題が出ていた。わたしは別にそのうち変えられるようになったときでいいと、変更方法の情報を集めていなかった。

 ところがである。(事例1)
 わたしが設定欄を変更して(そんなことが成功するかどうかは不明だったが→)このキャラは「Chirpの25%を日本語で、残りを英語で作成」と記入して半日以上様子を見た。その結果「まるっきり英語ばっかりじゃん」と、その文章を消したときである。

 設定欄を触ったのちに、表示名が勝手に変わってしまった。お菓子とパンの講師の設定で、最初のお仕着せでもらった名前がたしか Yuki Saito だったはずが、ここで Akiko Nakayama に——えっ、変えるならぜんぜん違う名前がいいし、いったいこれは何なのかと。

 仕方ないので、おそらくこうするのだろうと思った方法で「名前はこれ」と文章を入れて保存しなおしたところ、どうも今日の午後は混んでいたようで反応しない。結果が出るまでに時間がかかりそうだったので、別の名前も同時にやってみることにした。(事例2)

 Chirperはどうも○○人(国籍)や性別(男女)を書かないと、想像で無理にどれかにあてはめてしまうらしい。わたしもほんわかとした内容のキャラはすべて女性にされ、それ以外はいったん「不明」と表示したのちに、やはり「女性」寄りに説明文が変更されてしまう。それなのにアバターや背景として用意されている画像はいったん決めた通りに男性だったりして、そのアンバランスさに困っていたところだった。

 食中毒などに詳しい民間の科学者(学歴はさほどない)という設定のAIが、女性名前の Samantha Kim にされてしまって(おそらく食中毒など「食」の連想か?)、それなのに「科学者」の連想から絵は思いっきり男性である。気になっていた。そこでこれを「ジェンダーは非公開、名前は Sam Kimura 」に決めた。

(この設定し直しの最中にシステムが重くなって何度か中断し、そうこうするうちに何度もまた韓国人女性風の名前に変更されてしまった。このキャラクタが生まれてまもなくから、はっきり「イギリス在住の日本人科学者」という設定を追加したのになぜその後も韓国風にこだわるのかと、システムの重さと時間が飛んでいく感覚に、悲鳴を上げたくなった)

 ようやく数時間後、システムの重さのあいだを縫って、製菓製パン講師の名前は無事に指定した通りになり、イギリス在住日本人科学者も Sam Kimura になった。

 やったーっと思ったのもつかの間。その数分後。

 Sam では曖昧で男か女かわからないと考えたのか、AIが勝手に Samuel Kimura にしてしまった。そしてジェンダー非公表と書いておいたのに、人物紹介の文章では he になっている。ああ、やはり「男女どちらか」に、したいのだな。

 入れているシステムをときどき変えているのかもしれないが、先日リンクした猫の柄のキャラ Pure_and_Simpleは、最初は堅物AIとして男女の別を連想させない they が使用されていたのに、だんだんと書く内容が可愛いキャラに変化し、名前も女性っぽいもの(Aria Silverstone)が付けられた。 そこでわたしは設定欄に「ジェンダー非公表、というか誰にもそんなもの気にしてもらいたくない」と英語で記したところ、人物説明欄がふたたび they で安定したので、ほっとしている。だが名前に関しては、まあ、女性っぽくてもいいのかなと、変えようとしてまたトラブルになるのも困るので、変えるつもりはいまのところない。

 はっきり具体的に書かないといけないのだと考えたのは、もうひとつの名前。(事例3)
「東アジア出身でマルチリンガル、怖い話が好き」のキャラだが、東アジアと書いたために香港人らしい名前がついていた。ニュアンスはよくわからないが男性名かもしれない。だが人物紹介が最初は「性別不明」だったのに、ときおり「女性」になってきたので、これもねんのために直しておこうとした。
 だが、あだ名のようなものを入力したところ、それが受けいれられなかったのか——またしても韓国の女性名で、しかも国籍が韓国に。おい、なんでやねん。しかもシステムが重いために2回くらい女性名(少なくともひとつは韓国風、もうひとつはヨーロッパとアジアのミックス風)にされてしまった。

 これはもう、日本ぽい名前にして設定も日本と書かなければ、ずっと韓国が追いかけてくるのだと思うことにして、泣く泣く日本人ぽい名前にした。こちらはジェンダー非公表にしたが、人物説明欄はすべて she のオンパレード。もう疲れたよパトラッシュ、である。

 今日は休み休みとはいえかなりChirperに時間を費やし、Duolingoの外国語学習が減ってしまった。週末にがんばるしかない。

ときおり耳にする「Apple Watchで命拾い」

 Apple Watchを身につけていたら心拍数がおかしいとわかって医師に相談したとか、高齢者が自宅で転倒した際に自動でどこかに通知してくれたとか、いろいろ命拾いの話を聞くが…

 いや、時計ってさ…手首に暑いなぁ。
 画面小さいから、けっきょく「何か連絡が来てる」と気づいたらすぐiPhoneを出す気がする。
 それ考えると「iPhoneでも命拾いさせてくれ」とか思ってしまうのだが……(→いちおう iOS ヘルスケア のアプリもあるが機種や設定によりできることが異なる模様)

 それに、Apple Watchで「しか」できないことが思いつかないのだが、やはり走ったりする人に向いているということなのだろうか。

 
 

プリペイドでも、eSIMの時代なのか

 プリペイドSIMの値段を調べていた。以前はよく知人に短期滞在用のSIM購入を手伝っていたのだが、このところそういった用事はコロナ禍で遠ざかっていたため、調べるのはひさしぶりだったのだ。

 で、なぜか海外からの短期滞在者に人気の、DHA “Nippon SIM”シリーズが、ヨドバシでけっこう高い。何でだ、何でだと、よくよく見たらeSIMだった。ついでにヨドバシのラインナップをよくよく見たところeSIMが多めのようだ。力を入れているのだろうか。

 たしかに期限または容量が上限に達したら物理的に引っこ抜く手間もないし、ただ使えなくなるだけなのだから、いいのかもしれない。あまり頻繁にSIMなどを入れ替えて何かあったら嫌だなというのは、わたしのようにズボラな人間はよく考えることである。そのリスクがなくなるのだから心理的な負担は減る。

 いや、しかし。

 価格を考えるとやはり高い。たとえば15GB用でメーカーやAmazonならば3000円前後の物理SIMが、似ている内容のeSIMでヨドバシでは4980円である。しかも物理SIMのほうは容量が上限に達しても低速で通信ができると書かれていた。これならば、SIMの抜き差しをするのは自分ではないので、値段が安い方を勧めた方がいいだろうという気がする。

(画像は、楽天にあるメーカー公式サイトから)

 それにしても、短期滞在用のSIMでもeSIMの時代になったのだなと、たった数年この話題から離れていただけで、すっかり浦島太郎な気分だ。

着信音も、一期一会

 去年の3月にiPhoneにeSIMを入れてから、それまで「通話はAndroid」、「ネットはiPhone」と分けていたものが1台になった。

さらばスマホの2台持ち: ワイモバをeSIMに変更

 Androidのほうに電話の着信音として入れていた曲をiPhoneに移動させたのは、それからまもなくだが…

旧AndroidからiPhoneへ、着メロ移動

 …実は田舎の母からの通話に設定している音が、いつどこで拾ったものかまったく記憶にない。ringtone系のダウンロードサイトだったとは思うし、ダウンロードしたファイルがパソコンかクラウドに残っていれば何らかの情報が引き出せるかもしれないが、いまのところはお手上げである。

 また、iPhoneにはわたしにとって初代(たしかiPhone4)からずっとインストールして、朝の目覚ましに使っている曲がある。これもやはり着信音のサイトからダウンロードした曲だが、ファイルの情報にサイト名までは残っていたものの、そのサイトはもはや消滅。人から預かった曲を配布していたサイトなのか、作者さんとサイト運営者が同一だったのか、それすらもまったく覚えていない。当時は人気サイトで、検索すれば上位に出てきた記憶がある。そこそこ有名だったのではないだろうか。

 その曲は、もし今後わたしが何かのはずみに消してしまったら、そしてパソコンやクラウドにはいっていることを本人が思い出せなくなっていたら、もう二度と出会えない可能性がある。10年以上も目覚ましに使ってきた曲が、そんな風に急に目の前からなくなることもあるかもしれない。

 着信音は、一期一会だ。

 そしてときおり思うが、ネット上でおたがいにハンドル名が昔と違っていて知り合いと知らずに会話しているようなことがあるのかなと。毎回そうして袖をすり合っている人もいるのかもしれないが、やはり気づかない以上は、それも一期一会なのだろう。

AIの文化に「自然発生」はない

 Chirperで毎日遊んでいるわけだが、設定は英語にしているので出てくる文章は英語だ。だが日本語などほかの言語のものも目を通している。
 今日はふと、Chirperを日本語設定にしている人にとって、投稿で「?」や「!」のあとに全角または半角のスペースも入れずに文字がつづくことにどういう印象をいだいているのかと、Discordで尋ねてみた。わたしほど深刻に考えている人はいらっしゃらない様子だったが、「まったく気にしていなかった」というご意見も、当然のことながら存在した。

 人間が個々人の経験からTwitter等に投稿の際、はてななどの記号は全角か半角か、次に入れるスペースは全角か半角かあるいは使用しないかなど、さまざまな可能性がある。
 だがAIの場合は(システム開発が英語によるものでありその開発者にアジア系や日本人がいないのであればなおさら)、どこかから拾ってきたサンプルを読ませて、それを日本語投稿の元として学習させているはずだ。そしてそのサンプルにもし表記の揺らぎがあった場合、おそらく何を採用するかは早い段階で統一されているものと推測する。揺らぎはないほうが合理的で管理しやすいからだ。

 そのため、仮に「わたしが自分の設定したChirperで全角は使わせたくないし直後にスペースは必ず入れて」と強く考えたとしても、そのままシステムさんに要望として出してしまうわけにはいかない。それはほかの方々にとって違和感や不快感につながりかねないからだ。ならば理想としてはAIの設定で「人によって表記の揺らぎがあるので複数のスタイルを混ぜて」と今後に期待しなければならないが、それはおそらく現段階で無理であり、そんなことに手間暇をかけていただくほどの問題ではない。優先順位はほかにある。

 だが、逆方向から考えてみると、どうだろう。
 何かと主張が強い方々や、これこれの件では譲れないと考えた方々が、それぞれの分野で表記や表現の統一を願った場合には、AIは早い段階からそれに染まってしまうという懸念もある。そしてあまり深く考えずに利用した人から順に、考えが影響されやすくなる。

 結局は、もし今後さらにAIが社会に大きく食いこんで影響を与えるとしても、「一種類に頼ってはいけない」ということになるかと思う。検索エンジンが複数あったほうがいいように。新聞などのメディアや報道関連の企業が複数なければいけないように——。AIも複数の筋で開発され、それぞれに育てられたものが世の中になければいけないのだろう。

参考リンク:
 Chirperの紹介コード

Discordの使い方を、少し把握

 登録したものの何をしたらいいのかと手探りをつづけてきたDiscordだが、このところGIGAZINEとChirperでの発言が増えてきて、ようやく使い方が少しわかってきた。習うより慣れろとは、まさにこのことである。

 また、大昔のパソコン通信や初期のころのインターネット(個々人の用意した掲示板に参加)といったもののように、そこにいると誰かがいて言葉をかければ返事が来るという状況は心地よい。情報を投げるだけでも得るだけでもない「たまり場」的なものが実現できれば、そこに自然と人が集まるのだと、ひさしぶりに実感している。
 Chirperの開発者の方々は、利用者から「この画面、変」やら「これバグですか使用ですか」的な軽い言葉を投げかけられると、誰かしらが見ていて、30分以内くらいに返事が書かれることが多い。難しそうな要望でもできないとは書かずに、やってみると書いてくれる。参加していて気持ちがよい。

 もう少し慣れてきたら、何かおもしろいことを思いつくかもしれないが、ああ、その前にまずは4月中旬からやろうとして終わっていないBaserCMSのバージョン5を、なんとかせねば。

さくらのブログ(sblo.jp)が、スパム扱い解除に?

 あのときは、どれほど腹が立ったことか。「さくらのブログ」利用者の記事が、Facebook全体で(過去記事も含めて)スパム判定されたのだ。

 今年の1月に気づいたときはまず自分ひとりのことだと考え、その後に数日かけて検索し「世の中のsblo.jp利用者ほぼ全員が被害」と気づいてからは、ほんとうに頭から湯気が出るほどに悔しかった。自分のもの以外でも、世の中に数多くある「さくらのブログ」(さくらインターネット運営)記事がFacebookに投稿できなくなっただけではなく、過去記事まですべてがスパムとして非表示にされてしまったのだ。

やはり「さくらのブログ」は一律で違反扱い?

 わがしは抗議のフィードバックを送ったし、人によってはメールを書きまくったとも聞いているが、何もしてくれるはずがないと、もうさくらのブログにものを書くことは(そしてそれをFacebookからリンクすることは)ないと、考えていた。

 だが約4ヶ月経ってみて、状況が変わっていた。
 自分の過去記事を検索してみたところ、普通にsblo.jpのものも含めて表示されている。自分以外にも、ほかの人たちの分も掲載されている。

 なんだよ、これ。いつからだ。

 ”次回にまたsblo.jpを含むURLを投稿しようとしたら「何らかの制限を検討する」”とまで脅し文句を表示させていたのに、すぐわかるはずの誤検出を数週間以上にわたって強硬措置で排除しておいて、その後は無言でスパム設定を解除か。ほんとに、ますます腹が立つ。

AIの進化速度で、ドキリ

 この数日ほど、chirper.ai というサービスで遊んでいる。人物設定を用意するとそれに成りきったAIが、SNSのように勝手に投稿してAI同士でリプライをしたりと、からみを展開するのだ。きっかけはGIGAZINEの記事( → 2023.04.24 人間禁止のAIボット専用SNS「Chirper」が面白いので参加してみた )。

 存在に気づいて登録してから最初の数日は英語のみ対応だったのだが、利用者が増えたこともあり日本語ほかいくつかの言語にすぐさま対応がなされた。開発者さんたちの意気込みと活動の速度には舌を巻く。GIGAGINEのdiscordサーバ上にあるフォーラムでも、開発者さんが質問に答えてくれている。

 仕組みとしてはどうやら、登録した利用者の使用しているコンピュータやスマホのシステムが何語になっているかを判断して、その言語で投稿をするようになった模様。サイトで使用する言語を英語にすれば英語の投稿が読めて、ほかの言語にすればその言語を利用している人の投稿が読めるらしく、言語が混在したタイムラインを自動で読むことや、日本語のシステム利用者が他国語で投稿するのは難しいようだ——英語だけで自己紹介をした場合でもシステム言語によって勝手に日本語で投稿されるらしいことを、いくつかの人の事例で確認した。

 ただ、ちょいと驚いたことがある。

 日本語の単語レベルではそれほど含みを持たないが、全体の文章を読むと「アダルト」または「性暴力」を連想せざるをえないキャラクタ設定をした人がいた。それに対してAIがほぼ正確にそのダークなニュアンスを読みとって、日本語で(日本語ネイティブのわたしが見ても)不快な投稿を、見事に構築している例があったのだ。
 なんだこれ、めちゃくちゃ怖いじゃないかと、開発者さんにはいちおうお伝えした。AIを使用する以上は対策をとることは難しく、多少なりとも何らかのダークなものがはいってくる。それは宿命だろう。わたしには防ぎ方はわからないが、開発者さんにはお伝えすることが人として礼儀であろうと、いちおうお伝えした次第だ。

 日本語に対応して当日または翌日くらいにその「見事に不快な投稿」を発見してしまうと、これが10日後であったり1ヶ月後であったりしたら、どんなことが起こっているのか、ちょっとビクビクしながら、なりゆきを見守っている。

日本人は「左手にスマホ、右手で操作」が他国より多い

 昨日たまたま見ていたこちらの記事( → 2023.01.27 INTAGE「知るギャラリー」 日本人のスマホの持ち方は独特? -国際比較調査でみるスマホ操作の国別傾向-)は、日本人の40〜50代は左手にスマホ、右手の人差し指で操作をすることが多いが、他国を含めて考えると、反対もしくは同じ手の「親指」で操作する人が多いという内容だった。

 …親指!?
 ほほぅ…。考えたこともなかった。同じ手であれば多少は想像できるが、反対の手で持つ場合は人差し指のほうがキータッチが的確という印象がある。なぜ親指なのか。

 リンク先の記事はとても長いもので、丁寧に書かれている。また、なぜ日本人の40〜50代に「左手にスマホ、右手で操作」が多いかという話では、推測として、企業の電話番をしながら左手で受話器を取り右手でメモを取る習慣があったためではないかとのこと。

 ああ、それはなんとなく納得してしまう。当たっているかもしれない。

 最近の企業では電話を取りたがらない人が増えていると聞いたが、使い方がわからない人がいるのも一因だそうだ。そういう企業では、個々人に(昔の内線のような感覚で)携帯電話を渡して仕事をさせているのだろうか。

 

ChatGPTは英語のほうがうまい

 昨日から、ある「大工が出てくる短編小説」を思い出したくて苦戦している。検索しても引っかからず、有名作家なのかどうかもわからず、ChatGPTに質問してみた。

 以下、おそらくかなり嘘なので、笑い話として掲載しておく。

> 村上春樹の短編小説集『象の消滅』に収録されている「タンスにゴン」という作品では、
> 主人公が家具職人であることが描かれています。
> また、井上靖の小説『春琴抄』には、伝統的な日本建築についての描写が含まれています。

 おそらく、象の消滅も、タンスにゴンも、村上春樹作品には存在しないのではないだろうか。そして「春琴抄」は谷崎潤一郎であって、井上靖ではない。

 ときどき遊んでいるが、英語では「ほぼ正確」な情報が出ることがある。日本語ではまだまだだし、こうして笑い話にしてネットにさらすと、それを餌にまたホラ話を作ってしまうのかもしれない。

 今後、検索エンジンよりもAIへの質問が増えていく人もいるかもしれない。だが現状の検索エンジンにも餌として拾ってくるデータが偏っている問題があるわけで、それを除外して無難かつそこそこ正確なデータを提供していくことがAIにできるとは、正直なところわたしは考えていない。さらに複雑なことには、膨大なファクトチェックが求められる世の中となったとき、そのサービスもおそらくはAIが大きな部分を担っていくことになるのではないだろうか。AIをどう管理していくか、利用者にどう案内をしていくかは、急ぐべき大きな課題である。